夏バテ、かかったことありますか。夏バテを調べてみますと「日本特有の高温多湿の夏の暑さによって起こる体調不良」と定義されることもあるようです。完全に夏バテとまで自覚しなくても、夏の時期に「だるさ、食欲低下、体重減少、意欲・体力低下など」感じたことがある方も多いはず。高齢者にとっては、まさに命取りとなることもあります。

 

 まず夏バテはなぜ起こるかですが、直接的には以下の1-3に原因があることが多いようです。

 

1.  室内外の温度差

 冷房の効いた部屋ばかりにいて汗をかかなくなると交感神経が鈍くなり体温調節機能が働かず自立神経失調症になりやすい。→温度差対策に冷房の調節を。また、上着・ひざ掛けなどをはおる工夫を。

 

2.  冷たい物のとりすぎ
アイスやジュースなどの冷たい物(水分)を一度にとりすぎると胃液が薄まったり、胃腸の負担になるため栄養素の吸収能が低下して、食欲がなくなる。

 

3.  甘い飲み物のとりすぎ
水分補給のため甘いジュースなどを多くとっていると食欲がわかない。また糖分をエネルギーに変える際に必要なビタミンB1が大量に消費され不足すると、結果的に乳酸などの疲労物質がたまり疲れやすくなる。

 

これらのことに思い当たることがある方におかれては生活改善に心がけてください。私もついつい、「冷たいもの甘いもの」をとりがちです。また冷房の温度も気を付けていきたいと考えます。

 

予防には、規則正しい生活、十分な睡眠・適度な運動・バランス取れた食事・適切な水分補給・休息などがあります。

 

 

 

 

介護の現場の皆様には特にご留意いただければと、予防について今後記載いたします。