これまた去年10月下旬のお話です、、、
富士山は宝永山へハイキングへ行ってきましたのでご報告。
朝イチで富士山富士宮口五合目へ。
7月に富士宮から登ってるので記憶に新しいです。↓↓
シーズン真っ只中のマイカー規制中だったのでこの時はバスで来ましたが、今回はスイスイっと車で5合目へ。
富士スバルラインを登っていくとだんだんと草木が色づいてきており、富士山麗は早くも秋の訪れを感じさせます。
10月と言えど、カントーではまだ日差しが暑く感じる日が続いているが、ここではすっかり秋の顔ぶれ。
五合目駐車場はまだ人もまばらで静かな雰囲気。
早速車を停め、出発。
歩き始めて約15分で6合目山小屋の雲海荘。
突き抜ける青空、時折吹き抜ける冷たい風。なだらかな道。
うーん。これだよこれ。こうゆうのでいいんだよ。
雲海荘から眼下を眺める。
ここですでに標高2490m。
雲海荘は山小屋の中でも最後まで営業しており、自販機もベンチもある。
ハイキング目的ではなくとも、ここまでは観光で来ている人もちらほらいた。
ここの山小屋を裏手に登ると富士宮口ルートで富士山頂へ。
そのまま直進すると今回目指す宝永山方面。そしてそこから御殿場ルートの登山道へ合流する。
これがいわゆるプリンスルートってやつだ。
富士宮ルートの登山道は既にこの山小屋を入り口に閉鎖されていた。
6合目を過ぎると、少々草木を抜けていく道となる。
ふもとまで続く紅葉、澄んだ空気、なんともベストな日に来てしまった様だ。
気まぐれで霧がかかる程度に雲が突き抜けていくことがあるが、すぐに晴れ渡り、気分は最高潮だ。
わずかに登りきると、宝永噴火口、そして正面に続く登山道と右上に宝永山が構える。
まるで他の惑星に来たかのようなグラフィックに感動する。
非常にジオい、、ジオすぎるぜ。
わずか1時間少しのハイキングでこの景色を味わえるのは非常にコスパがいい。
正直、富士山山頂にいくよりいいんじゃないか、、、?w
噴火口のすぐ近くまで下る。
そして反対を向けばどこまでも続く水平線。
全身をもって地球規模のジオラマを感じとることができるはず。
ここ噴火口からは再び登り返しになり、砂利も深くなるので少々歩きずらさがあるが馬の背尾根まで20分程度の工程で、よほど貧脚でもなければ何も辛くはないだろう。
つづら折りの道を登り切れば馬の背へ。
正面が富士山頂でここから御殿場ルートに合流できる。
宝永山山頂方面。
噴火口から登り切ればほぼ平坦な道で、視界いっぱいに広がるのは雄大な大地だ。
標高2700mの空中散歩である。
宝永山山頂(2693m)
5合目駐車場から約1時間半。
さすがに開けているだけあって時々強く風が吹くが、むしろそれは澄んだ空気を与えてくれて同時に山の荘厳さを感じさせてくれる。
振り向けば富士山頂が構える。
山頂付近は既にうっすらと冠雪しており、真っ青な秋空を背景に厳しい顔つきでこちらを見ていた。
今回の富士宮口5合目駐車場から宝永山までは大した標高差もなく、道先明瞭で危険個所もないため初心者におすすめしたいルートであった。
特に、秋口、春先は車で5合目まで来れるし、全く混雑していないので是非とも行ってみては如何でしょう。
もちろん、防寒具、雨具などの基本的な装備は忘れずに。。。
完
馬の背(標高2700m)付近にいた蛾
既に息絶えていたが、この付近に生息しているのか?それとも気流で飛ばされてきたのか?
いずれにせよこの荒涼とした世界では目立つ存在だった。
追記
後に調べた結果、”アケビコノハ”という蛾の一種っぽい
名前の通り、アケビの樹木につくらしい。
麓の樹林帯から飛ばされてきてしまったのだろう。
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