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オーストラリアの空の下で

ゴールドコーストに住む主婦であり母の独り言

昨年12月の中ごろ
ミーナのダンス発表会があった。

ミーナはジャズダンスとタップダンスを習っている。

おととしも発表会に参加し、
今回2回目。

ちょうど、
私もツアーコーディネーターのアルバイトをしている最中だったので、
発表会に間に合うように仕事が終わるか
ハラハラしていたが、
なんとか間に合い
ミーナを連れて会場へ向かう。

会場の控え室で
ミーナにお化粧をし、用意されていた衣装に着替える。

う~ん
衣装のセンスが何かあれだな。。。

 
後ろのちびっこたちの衣装のほうが
かわいい気がする。
 
まずは
ジャズダンスから

 
  

なかなか上手に跳ねているではないか。


 
  

全員バラバラの動きの中で
ミーナが一番張り切っている。

と親の目には映る。

無事
失敗する事もなく、上手にジャズダンスを踊り終えた。

次は
タップダンス。

次の衣装は
控え室で子供たちが自分で着替えるので
私はどんな衣装なのか
しらない。

お、出てきた。

ぇえ!?

水着と帽子っ・・・?

 
  

私がこんな格好で舞台に上がったら
座布団投げつけられそうだ。

なんか、
他にいいのがありそうなものだけど、
まぁ、
いいか。

それにしても
ミーナは私の子供とは思えないほど
足が細くて長い。

将来はスーパーモデルにでもなって、
がっつり稼いでもらおうか。

などと
考えているうちに
いつの間にか踊りも終盤。

〆は、
ラインダンス
 
  

他のグループの発表などもあり、
約2時間ほどの発表会となった。

そして、

フィナーレは
全員で

「江南スタイル」を踊りまくる。

がぜんやる気のミーナ
 
 
 
ミーナはジャズやタップよりも
この江南スタイルのほうを一生懸命練習していたので
完璧。

週一回通っていたダンス教室。

練習をこよなく嫌うミーナ。
いつもかったるそうに練習しているのだが、
舞台に上がって
注目を浴びるのは大好きなようだ。

子供が楽しそうに何かを一生懸命やっている姿を見るのは
とても嬉しい。

来年もダンス続ける?

とミーナに聞いたら

ダンス教室に行くのは嫌だけど、
発表会に出れるなら続ける!

と言っていた。

そして
その来年が今なのだが、

今のところ、
まだダンス教室に戻っていない。

足の長さは似てないが、
面倒くさがりなのは
私によく似ている。

まぁ、
来学期くらいからボチボチ始めればいいかなと
思っている。


↓ボチっと押してね。

 
子供達のお迎えはいつも、
私がリサの教室の前で授業が終わるのを待ち、
ミーナには授業が終わったあと
リサの教室まで来てもらっている。

リサとミーナの校舎は遠く離れているので、
ミーナが来るまでにしばらく待たなければならない。

しかし、
友達とだらだらとしていて、
ずーっと待たされることもしばしば。

先日の事
授業が終わって20分たってもミーナが来なかった。

普通なら10分もあれば来れるはず。

「ミーナちゃん遅いな。。。」

私がイライラしながらつぶやいていると、
一緒に待っていたリサが私に言った。

「マミー、ミーナちゃんが来ても怒っちゃダメだよ!」

ミーナが来たら速攻私が怒るだろうと
お見通しのようだ。

「ミーナちゃんに絶対怒らないでね!」

何度も私に念を押す。

「なんで怒っちゃダメなの?」と聞くと

「だって、マミーが怒るとミーナちゃんが泣いちゃうでしょ!
だから怒っちゃダメだよ」

なんだか、可笑しくて
イライラも吹っ飛んだ。

そうこうしているうちに、ミーナが走ってやってくる。

こんなに待たされたんだから
何か一言言いたい。

私が口を開こうとすると
すかさず

「マミーッ!怒っちゃダメ!!」

とリサに止められる。

怒る気力も失せ、
何も言わず車に向かった。

怒られると思っていたミーナも拍子抜けの様子。

妹に救われた姉。

美しき姉妹愛。

そして、

今日の夜のこと。

旦那とミーナがとってもつまらない小さな事で喧嘩をしていた。

どちらかと言ったら、
旦那のほうが大人としてアンフェアだった。

ミーナがかわいそうで、
私が旦那に食ってかかった。

「どうして、こんなに泣くまで怒る必要があるのよ!
そんなつまらない事で!」

「ミーナがあーして、こーしたからだ!」
と旦那の反論。

すると、

「ミーナはそんなことしてないよ!」

思いがけず、リサがミーナの見方をして反論した。

「ミーナはそんなことしてない!ダディーがあーしてこーすればいいんだよ。ミーナがかわいそう!」

旦那1人対女3人。

しかも、
思いがけない相手からの反論に
旦那は言葉を失い

トイレにひきこもってしまった。。。

ベッドルームに入った
私とミーナとリサ。

リサはミーナに

「大丈夫だよ」

といって頭をナデナデしてあげている。

泣いていたミーナもちょっと嬉しそう。

そして、リサは
「ダディー酷いね!私ダディーと話してくる。」

と言って立ち上がった。

私が
「もういいから、放っておきなさい」

と言うと

「大丈夫、マミーはミーナちゃんの面倒をみてて。
私はダディーに話してくるから。」

なんて逞しくなったんだろう。。。

結局旦那はトイレでくさいう〇ちをしていたので
リサは話をせず退散してきたのだが、
対旦那でミーナの見方をするリサを
初めて見た。

美しき姉妹愛。

この間は、
学校でミーナがリサの教室に連れて行ってあげたり、
ミーナがリサの宿題を見てあげたり
お姉ちゃんが妹の面倒を見てあげていたかと思うと、
今度は
妹が一生懸命お姉ちゃんをかばっている。

くだらない事で家族喧嘩をしたものの、
そんなことより
姉妹を思いやる姿が
本当にかわいくて
なんだかあったかい気持ちになった。

そして、
当の旦那はくさいう〇ちをしたあと
子供達より早く
ふて寝をしてしまった。

なんだか、

子供が3人いるようだ。。。
いや、私も入れて4人か。。。


↓時々、親より子供のほうが大人に感じる








昨年の12月、
3週間ほどアルバイトをした。

仕事は、ツアーコーディネーター。

日本のとある高校から170人が
語学研修旅行としてやってくるので、
そのお世話をする仕事。

170人という大所帯なので、
それを5つのグループに分け、
ツアーコーディネーターも5人雇われて
それぞれ受け持ちのグループを割り当てられた。

そして、
生徒と一緒に、その学校の引率の先生7人いるし、
また旅行会社からの添乗員も2人、
また、全行程ではないが、
最初の3日間はその学校の校長先生、
さらに旅行会社の営業マンまでくっついてきてる
とにかく大所帯。

生徒はみんな高校1年生なのだが、
最近の子供はマセているようだし、
結構スレてるのが来るのかなと覚悟をしていたものの、
なんだか、
みんな素直でかわいい子たちばかり。

考えてみれば、
普通に適齢期で結婚して子供を産んでいれば
このくらいの年の子がいておかしくないんだ。

とにかく、
生徒にも先生にも恵まれて
仕事はハードだったが、
とっても、とっても楽しい3週間をすごした。

扱いにくかったのは
むしろ、
この団体を引き連れてきた添乗員のほうだろう。

旅行会社にとって、
こういう海外研修旅行や修学旅行というのは
億近いお金が動くもの。
学校はこの上なく大切なお客様なので
細心の注意を払わなければならない。

というわけで、
添乗員は神経が切れそうなほどテンパッている。

そういう感覚で
オーストラリアに来てしまうと、
当然ややこしいことが起きてしまう。

とくに、ホームステイにまつわるトラブルは
すごかった。
そのエピソードは
追々話す事として、

とにかく、
日本の感覚100%で来られてしまうと、
現地側としてはとっても大変。

たとえば、
小さい事なのだが、

生徒の乗馬体験の日、
バスで1時間ほどの牧場まで行って、
40分ほど乗馬をすることになっていたのだが、
天気は曇り空でもしかしたら、雨が降るかもしれない。

添乗員が私のところに来た。

「今日は雨がふりそうですが、
乗馬のところでは、ちゃんと全員分雨合羽が用意されているんですよね?」

あるわけねぇだろ、んなもん!と思いつつ
「は?知りませんが。。。」と私

「え、そういうことちゃんと調べてないんですか?
だったら今すぐ牧場に電話して確認したらどうですか?
雨が降っちゃったらどうするんですか!?」

私を攻め立て、騒ぎはじめる添乗員。

ちょうど、私の隣にいた私を雇ってくれたボスが
助け舟を出してくれた。

「そういうのは、結構行きあたりばったりなんですよ」

添乗員は納得いかない様子。

私も少なくともかつて添乗員をやっていたので、
気持ちは分からなくもない。
全部事前に把握しておかないと、
いざというときに迅速な対応ができず
お客の前でバタバタしてしまう。

でも、

現地について雨が降ったら
合羽があるか聞けばいいことだし、
仮に少しぬれることになっても、
今真夏だし、
帰りのバスの空調に気をつければいいことだし。
土砂降りで乗馬ができなかったら、
行程を組みなおすまでの事だし。
ってか、
今雨降ってないし。。。

そして、
不満顔の添乗員を残して
私達はバスに乗り乗馬に出かけたのだが、
到着したら
雲はすっかり晴れて快晴。

あの心配は何だったんだ。。。

こんなことは序の口で、とにかく
気を使いすぎる添乗員に振り回されまくった
3週間だった。

でも、
私自身は生徒と先生とは楽しくやっていて
それほどストレスを感じることはなかったのだが、
一番大変だったのは
私のボスだろう。

添乗員の不満の矛先も彼。
私達コーディネーターや、
現地の受け入れ学校の不満の矛先も彼。
まさに、日本とオーストラリアの板ばさみ。
しかも、
一番下請けだから、
下手に歯向かえば、大きな仕事を失う事にもなりかねない。

しかし、彼は働きマン。
朝早くから、夜遅くまで、細々とした事まで、
本当によく働く。
そして、
この3週間で
私はそのボスからとっても大切な事を学んだ。

それは、彼の口癖。

「まぁ、いいや。めんどくせぇ。」

3週間で何度この言葉を聞いただろう。

それは、
仕事を投げやりにすることではなくて、
余計な事を考えないようにする言葉だった。

添乗員に対する不満や、
常軌を逸したホストファミリー、
分けの分からない生徒、

愚痴りだしたらキリがない。

とりあえず、きちんと対応し
その後、ぐちぐちと愚痴るのだが
突然思い出したように
「まぁ、いいや。めんどくせぇ。」
そういって
たとえ話の途中でも、愚痴を止めてしまう。

その時は
「なんで、話やめるんだよ。続き聞きたいのにー」
と思っていたのだが、
後で考えると、
これって、すごい!
ということに気付いた。

どんな人間でも、どんな生活を送っても
大なり小なり
愚痴や不満をかかえるもの。

でも、
それを考えたところで、
気分は沈むばかりでいいコトなんか一つもない。
そういう時に本当に必要なのは、
気持ちを切り替える強さだろう。

そして、
この「めんどくせぇ」
という言葉がそういう時にとっても役に立つ。

友達から言われた一言がなんか気になる(イライラ)
「めんどくせぇ」

相変わらず旦那のこの癖が気に入らない(不満)
「めんどくせぇ」

この間あんなこと言わなきゃよかった(後悔)
「めんどくせぇ」

もし上手くいかなかったらどうしよう(不安)
「めんどくせぇ」

より良い自分になるために何かを考えるならいいが、
ただただ
嫌な事を思い、嫌な気分になるのなら
考えないのが一番!

そして、本当はそんなことにエネルギーを費やすことが
一番面倒くさいこと。

とういわけで、
以来
ちょっとしたことで、心に小波が立ちそうな時は
すかさず

「まぁ、いいや。めんどくせぇ」

そう言うことにしている。

時々うっかり
大事な事まで「めんどくせぇ」
といいそうになる時もあるが、

余計な事を考えすぎる前にストップするようになったら、
毎日気分がすごく軽くなった。

結構使えるので、
だまされたと思って(いや、騙してないし)
おためしあれ!


↓ここは面倒くさがらないで~