2年に一度の大規模なMC(大臣級会議)。揉めに揉めた上で、紛争処理制度改革や、EC取引関係など、WTOの存在感を支える一定の成果が得られてホッとしました。
互いに譲るところを譲りつつ、と思いきや、各国の思惑は様々で一筋縄にはいきません。
全会一致なので、調整が難航を極めるのもやむなしです。
私も「国」を代表し「国益」をかけて各国代表と交渉に当たりました。事務方で決着がつかない事項を閣僚同士が面と向かって交渉する場面では度胸も試されます。
地域の最前線も、国際交渉の最前線も同じく「現場」。そこにこそ全ての課題の原点があります。