「ことわざ」とは
先人の経験から生まれた知恵を言葉にしたものです。
より多くの人々の活きる糧になることを願って・・・
だから、迷信ではなく真実なのです。
イタリアにも「ことわざ」があります
その「ことわざ」を分かりやすく伝えるために描いたもの
それが
これは
ジュゼッペ・マリア・ミテッリ(1634~1718年)
イタリア人、画家、版画家
が、1678年に
フランチェスコ・マリア・デ・メディチ(1660~1711年)
に贈った版画集です。
その44番目
上には「ことわざ」が記され、
下には、その「ことわざ」の説明が書かれています。
そして、それらが描かれています。
上の「ことわざ」は
「女性たちは、しばしば長い服と短い知性を持ち合わせる。」
下の説明には
「賢者の名誉を望む女性よ、あなたよ、
豪華な飾りで気取ってはならぬ、
乏しい判断力を、こうして今、大きいマントがさらすのである。」
賢人だな~と思われたいのなら・・・
知性を持ち合わせている人は、過度に着飾りません。
過度に着飾ることは、自分自身に知性が足りないことを公言しているも同じこと
を描いています。
この版画集は、
的確な人生の法則を処方してくれます。
参考訳
「Proverbi Figuratiことわざ図絵」
而立書房