ジャーマン・カモミールの話 | AstroStagioneBene 星と季節と共に活きる

AstroStagioneBene 星と季節と共に活きる

香月ひかるの星とハーブとタロットの愉しみ
先人の知恵を現代につなぐ

ジャーマン・カモミールの学名は

 Matricaria recutita 

この学名はラテン語です。

 

イタリア語はラテン語から派生した言葉なので、

イタリア語よりその意味を知ることができます。

 

Matricariaはイタリア語でmatriarcaという名詞があります。

この意味は「母系社会」、ラテン語では「子宮」

recutita をreとcutitaに分けると、

re=反復、もう一度、再度

cutita(cucita)=縫い合わせる、縫合する

 

よって学名からは、子宮や女性特有の不調を縫合する(治す)ことが記されています。

カモミールという名前は、ギリシャ語の

大地のりんごχαμαίμηλον (chamaímēlon)で、

りんごりんごに似た芳香があるからです。

 

これは、古来より人々に親しまれてきたハーブ、

熱病を治し、消化を助け、安眠を促すために利用されていました。

また月のハーブとされ、月を表す女性特有の病にも利用されていました。