ジャーマン・カモミールの学名は
Matricaria recutita
この学名はラテン語です。
イタリア語はラテン語から派生した言葉なので、
イタリア語よりその意味を知ることができます。
Matricariaはイタリア語でmatriarcaという名詞があります。
この意味は「母系社会」、ラテン語では「子宮」
recutita をreとcutitaに分けると、
re=反復、もう一度、再度
cutita(cucita)=縫い合わせる、縫合する
よって学名からは、子宮や女性特有の不調を縫合する(治す)ことが記されています。
カモミールという名前は、ギリシャ語の
大地のりんごχαμαίμηλον (chamaímēlon)で、
りんごに似た芳香があるからです。
これは、古来より人々に親しまれてきたハーブ、
熱病を治し、消化を助け、安眠を促すために利用されていました。
また月のハーブとされ、月を表す女性特有の病にも利用されていました。