修二会・花ごしらえ
23日は、二月堂の修二会で本尊の周りを飾る造花の椿を作る「花ごしらえ」の日でした。京都の染色家の吉岡さんの工房からクチナシで雄蕊の黄色、紅花で花弁の赤に染めた和紙が寺に奉納され、それを練行衆や二月堂三役の方々で造花を作ります。タロの木に先ず雄蕊の黄色の紙を貼り、その外側に花弁の形に切った紅白の紙を交互に貼り付けて行きます。誠に見事な美しさです。開山堂の銘椿「糊こぼし」の由来がここに有ります。花弁の和紙を貼っている時に糊が赤い紙に付いた所の色が薄く成っているを糊をこぼしたようなという事での命名でしょう。まだやぶ椿の木に造花は付けられず27日に木に刺して行きます。造花なら枯れて落ちる事も無いからです。二月堂内陣に飾るまで落ちた造花の椿は飾られません。今はまだ別火坊での前準備段階ですが、今年1275回目の二月堂修二会も間もなくです。(花ごしらえは一般には公開され ておりません。天下御免の報道陣は居ますね)しかし、この5月並みの気候に修二会本番では紙子を着た練行衆は暑くて大変だろうなと思います。お水取りが終わると春が来ると言われたが、温暖化が進めば水取りが終わらなくても既に春か夏。色んな所に影響が出てくるでしょうね。修二会別火坊(娑婆と火を別つという事です)別火坊花ごしらえ風景同上400個の造花の椿(以上の写真は2019年に私が撮影した物を再掲)自宅の玄関に飾った二月堂椿