今 ロックバンド クイーンの映画が巷では好評を得ているようだ
私のクイーンといえば色んなアーチスト達 ツギハギのフィルムコンサート全盛期
初期 日本ではビジュアル系として多くのファンを獲得し
いち早く日本のマーケットが支えた様であった
私はおそらく当時のラジオ放送FMかFENあたりからエアーチェックしていた時衝撃を受けたのであろう 初期であろう数枚のLPを発売とともにコレクションに入れていった
日本武道館初公演のチケットは迷わず1枚手に入れた
前記ビルボードライブ大阪のマイケル・フランクス記事にも触れているが
当日武道館2階舞台に向かって左横上から見下ろしのステージ上が良く見える席
開場してから予定を過ぎても始まらない・・・
うっすらと明るいステージ上では何やらクルー達が入念に 特にブライアン・メイがたつ予定の足元あたり
イフェクターを何度も踏み込み切り替えのチェックを行っている
もちろんフレーズは無いが切り替えているときのドン、シュパッ、ヒューゥなどの音が私には大きく体にしみ鳥肌がたった
周りでは遅れた開演を待ち遠しく騒いでいる
そんな時私は席から離れ2階前縁の手すりに乗り上げるようにしてそんなクルーの必死な仕込みテストに見入っていた 少し不安になってきた もしこれから始まっても思うように設定通りの音が出せるのか なんて思うほどであった
やがて30分ぐらいの遅れであったろうかステージ上が暗くなり始まった
その様相はすべてが完ぺきな一流バンドのそれと全く変わりなく 重厚感があり雰囲気十分の超プロフェッショナル 歌も演奏もアルバムを凌ぐ ライブであった
そんな中とても印象に残ったシーンはブライアン・メイの抱えたギターの6本の弦が
一枚の金属の板のように見え 浴びたスポットライトをまるで鏡のように跳ね返し
角度によってはレーザー光線のように一直線にキラキラと私の目に突き刺さる
も一つはステージ両端から吹き上がる目も眩む二つの火柱 熱気が伝わってきて
ドカーンと盛り上がる 素晴らしいライブであった
終わって明るくなった客席周辺を見渡すと女の子がほとんどであった
終わるまで私はライブに見入り 入り込み 他の音など全く聞こえていなかった
ファン層の女性が9割圧巻のショック
ほとんどみな当時の私には美人さんに見えた ファッションもベルボトムのジーンズにゆったり系のブラウス シンプルで好きなファッション
変な世界に入り込んだ 帰りの地下鉄までザワザワとワープした気分 やっと地下鉄に乗って数駅数えビジネスマンなど多くなり搭乗者が入れ替わたころ現実に引き戻された
そんなクイーン私は特にフレディーがレオタード風な衣装になる前頃までが好きである
当時アルバムの片隅に必ずノー・シンセサイザーと書いてあったように記憶する
やはりかれら独特の音作りが確実にあるそんな工夫が感じられた
数年前彼らの表に出なかった製作過程の仮テイクを聴いたがこれも味があり面白く聞けた
今回は初期のアルバムにあって多くの衝撃を与えてもらった曲の中から
オウガバトルを聴き比べてみたい
ライブテイク1 アルバムスタジオ録音1 ライブテイク1
宜しければ是非一緒に楽しみましょう
