
先月の24日に、田園調布の『 いちょう』さんで行われた『猪狩史幸さんによるお話会』に参加してきました

猪狩さんは浄法寺で漆掻きをしながら漆器の制作もされています
漆掻きの道具や掻いた漆を入れるタカッポという筒も見せていただきました
猪狩さんが用意された写真や映像で漆を掻く様子から、足場の組み方、最後に木を斬り倒すところなど、一つ一つ丁寧に教えていただきました
何よりペン子が嬉しかったのは、漆をくろめる様子が映像で見れたこと

くろめるとは取ったままの荒味漆の水分を飛ばして、塗るのに適した漆を作る作業のこと。昔ながらの太陽の熱を使った手ぐろめの映像は初めて見ました。丸一日かけて、立て掛けたたらいの中に入れた漆をかき混ぜるのですが、始めはどろどろしていた漆が時間が経つにつれてさらさらに

水分が抜けたのになんで
という感じですが、こうしてさらさらな漆だからこそ、薄く幾重にも塗れ、強固な漆器を作ることができるそうですお話会のあとは、猪狩さんの器で白小豆のぜんざいをいただきました
じゃん

黒い小豆よりもあっさりとして柔らかな味で、甘さがゆっくりと口の中で広がって。とても美味しかったです
猪狩さんの漆器は栃の木地に漆を5回塗った、とても簡素なもの。塗る回数を極力減らそうとしていて、今のところ5回なんだそうです
ぜんざいをいただいて、実際に使って感じたのは、とても優しくて柔らかい漆器であること。それは決して壊れやすいとか傷つきやすいとかではなく、ともかく漆の膜が薄く木との距離が近いためか、木の感触が伝わりやすい気がしました
その反面どっしりとした安心感もあり、主役にはならなくてもしっかりと食卓を支えてくれそうです
ペン子はちょっと悩んでこちらを購入
豆皿です
浅めの豆皿を最近探してましたので。
大きさ比較にとキャラメルを乗せています
近くによるとこんな感じで木目がうっすら見えます。
まだ新しいのでまったりとした表面ですが、今回のお話会に参加されていた方が持参された、二年間使い続けた猪狩さんのお椀はつやっつやに輝いてました
漆器って、応えてくれるんだなあ、と
初使いは、頂き物の煮豆を盛りました
…すみません。記事を上げるのが遅く、『 いちょう』さんで行われていた『漆掻き 猪狩史幸の仕事展』は昨日最終日を迎えていました
ですが、引き続き猪狩さんの漆器は取り扱っていらっしゃるそうなので、お近くのかたは是非

ペン子が一番気になったのは正法寺椀

漆器以外も、焼き物や硝子など個性を感じるけれど普段使いしやすそうな堅実な器が揃っていらっしゃいます
ペン子






