厚生労働省の推計により、受動喫煙の影響で死亡する人が年間1万5千人にものぼるというショッキングなデータが公表されました。



自宅や職場に喫煙者がいる場合は非喫煙者も「セカンドハンド・スモーカー」になってしまい、肺がん、心筋梗塞、脳卒中等の危険にさらされている状態です。



昨日は国立がんセンターの意識調査の結果も発表されましたが、たばこの包装に画像(警告表示)を使う事に7割(喫煙者でも47%)が賛成だったとのこと。



海外で目にした方もいるかもしれませんが、国によってはかなりショッキングな画像を使っているところもあります。



シンガポールもその一つですが、私が滞在していた2008年ごろには画像の範囲を拡大し、国が定める写真を使う法律が課せられていました。













私の子どもは、それを見て、怖くてたばこ売り場に近づくことさえ嫌がるようになっていました。

考えれば、私が煙草を吸うようにならなかったのは、父に「百害あって一利なし」と散々脅かされて育ったからです。子どもの頃に「煙草は体に悪い。吸っても格好良くない」と、パッケージの画像からも感じることができるようになれば、将来の喫煙者(+受動喫煙者)を劇的に減らすことができるのではないでしょうか。



イギリス、ベルギー、オーストラリア、カナダ、ルーマニア、トルコ、シンガポール、タイ…、多くの国で実施され、効果を上げている画像表示。



日本は文字では「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。」のような警告文を現在は包装の主要な面の30%以上のスペースに表示するよう義務付けされていますが、小さな文字による効果は限定的です。



2020年のパラリンピック・オリンピックに向けた様々な目標設定がされていますが、この画像表示の義務化もその一つにするべきだと思います。私も東京と日本のスモークフリーを目指して、厚労関係の同僚議員と共に推進をしていきます。