16日午前1時25分ごろ、非常に大きな地震が熊本でまた発生してしまいました。
震度6強。
マグニチュードは7.3ですので、14日に発生した震度7の地震(マグニチュード6.5)よりも大きかったことを示しています。(震源の深さや地層の種類によって、揺れの大きさを表す震度は違ってきます)
気象庁はこの地震について、14日に起きた熊本地震などを前震とする「本震」と考えられると発表しました。

新たに15名の死亡者と1500名の負傷者、そして今もなお救助を待つ方々が多数確認されています。

とにかく人命救助が第一です。
本日夕方から天候が悪くなるとの予報ですので、なんとかそれまでに一人でも多くの救助を目指して自衛隊や救助隊の皆さんに頑張って頂きたいと思います。

また、今後も強い地震が予測されます。
そもそも、一昨日からあれだけ多くの地震が頻発する中で、「今後も余震が続く可能性」と表現されていたことに違和感を覚えていました。記憶に新しいところでは、東日本大震災の3週間前にニュージーランド・クライストチャーチで起きたカンタベリー地震。大きな地震の後に発生した本震で、あの甚大な被害が発生し、問題提起されていました。

「余震」と言うと、最初の地震以上に大きな地震はこないという間違った認識を与えてしまい、対策や備えが後手後手になってしまう可能性があります。
当分の間は、今まで以上の地震が発生する可能性を意識しながら対応する必要があるでしょう。

雨が降ると、益々危険が高まります。建物の耐久性は既に落ちていますので、規模が小さい地震でも損壊や倒壊の危険性があります。土砂崩れや、がけ崩れも含め、周辺地域の皆様は最大限の警戒をし、当分の間は避難所で過ごして頂きたいと思います。