10月に日本を元気にする会の政策調査としてドイツ・オランダ・英国を訪問した山田太郎政調会長音喜多駿都議による視察報告がありました。

 

 

今回のテーマは「児童養護」(里親・養子縁組などと、安楽死・尊厳死です。

 

少子化と人口減少の解決が日本では急務とされていますが、生まれてきた子どもをどう守るかという問題意識も重要です

欧州諸国では、かつてあった乳児院」を廃止し、里親制度養子制度充実させています。また、幼児虐待などのトラブルを防ぐため親権停止も年間1万件単位で発動しています

 

日本では、親と一緒に暮らせない子どもは原則として乳児院での施設養護となります。専門スタッフはいますが、1人のスタッフが1020人の子どもをみるため、落ち着いた環境で大人と子どもの人間関係を形成するのが難しくなってしまいますそうすると、愛着障がいと呼ばれるような人間関係をうまく結べない成人育ってしまうケースが増加し、社会的な順応性がなくなるとも言われています。

 

また日本では親権が最重視とされるため親権停止は年間で十数件しかありません結局、暴行やネグレクトなどの虐待を止められず子どもが亡くなる事態を減らすことが出来ていないのです20124月施行の改正民法で最長2年間親権停止できるようになりましたが、まだまだ十分ではありません)。

 

これまであまり顧みられなかった分野かもしれませんが、平等な機会とチャンスを与える社会を実現する為に、施設に送りこんでよとする仕組みではなく、子どもがより成長するための児童養護システムを目指す必要があると感じましたその実現のためにも、元気会は「里親基本法」の制定準備を進めています。

 

このように海外で生の声を聞き、学び、国内に反映させることも積極的に行ってまいりますので、今後の取り組みに是非ご期待下さい!(安楽死・尊厳死についてはまた後日

 

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