今週火曜日、飲食業界の先輩経営者・松村厚久さんの出版記念パーティーに出席させて頂きました。
若干34才で会社を上場(ヘラクレス=現JASDAQ)させ、2010年に100店舗・100業態を達成。今年の7月には東証一部上場へ指定替えを果たしたスーパー経営者です。
誰もが憧れるような存在の松村さんですが、先日、若年性パーキンソン病であることを告白しました。
その事を半生と共に綴った本が「熱狂宣言」です。
私は3週間ほど前に本を頂いていたので、読んでからパーティーに出席しましたが、何度も目頭が熱くなってしまいました。
「私は大げさな運命論者ではありませんが、超自然的な力に支配されて人の上に訪れる巡り合わせや、天命によって定められた人の運を、信じてもいます。この病気がもたらす苦しさ、辛さを知ることでしか、できなかった何かがあるのかもしれない。そして、自分がその何かを探り当てることができたなら、今度はそれをテーマに取り組んでいきたい。ダイヤモンドダイニング社長の松村ではなく、パーキンソン病の松村に与えられたミッションが必ずあるはずです。いや、あります。」
今はiPS細胞から神経を作り、パーキンソン病を治療するという研究も進んできましたが、自分が世界で初めてこの病気を克服した人間になってやるんだと言う意気込みを持って日々経営に邁進する松村さん。
本当に格好良いです。
ぜひ皆さんにも「熱狂宣言」を読んで頂きたいと思います。