昨日は野党で二つの動きがありました。

一つは、維新の党・橋下前代表、松井元幹事長の離党。
離党と言われてもピンと来ないかもしれませんが、会社で言えば辞表を出して退職をするということ。それを「役員の一人が勝手な行動をとった」ことを理由に、創業者の二人が行ったわけですから、異常事態と言っても過言ではありません。
それまで、かなり蓄積していたものがあったのでしょう。

もう一つは、次世代の党・松沢幹事長の離党。
現職の役員(幹事長はCOO=社長のようなものです)が方針の違いを理由に退職。
次のCEO(会長、最高経営責任者)候補とも言われていた方ですが、その結果が出る前に辞めるという事ですから、これも普通ではありません。やはり、それまでに蓄積していたものがあったのでしょう。

誰が良い・悪いではなく、政局の真ん中にいる人はいつも同じ顔触れのような気がします。
今回の維新の党の問題の発端となったのは柿沢さんですが、みんなの党の問題の発端となったのも柿沢さん。松沢さんもみんなの党の終焉時には、騒動の中心にいた一人です。望むと望まざるとに関わらず、そういう運命なのでしょうか。

最近の参議院委員会では、維新から小野さん、寺田さん、柴田さんなどが出て、その次の元気会からは山田さん、井上さん、私。その次の次世代からは松沢さん、和田さん、江口さん。そしてその次の無所属クラブからは水野さん、中西さん、渡辺さん・・・と、元みんなの党の議員たちが連続して質疑に立つ姿が見られます。
元々は同じ釜の飯を食べた仲間なので問題意識が近く、内心では応援してしまう事も多いのですが、こうやって苦しんでいる姿を見るのは少し忍びなく感じます。

これで、様々な経験をした元みんなの議員が再集結して新しい枠組みを作ったら、意外と良いものが出来るのかもしれませんね(笑)