つい先ほどの参院本会議で野党4党(+会派)と自民党による「6増6減、4県2合区案」の参議院選挙制度改革案(公職選挙法改正案)が可決されました。

元々、この案は、新党改革の荒井さん、次世代の党の中野さん、そして私の3人が、共に属する経済産業委員会の際に立ち話をしたところから始まりました。

大きな岩のように固まって機能不全となっていた自民党に対して危機感を持ち、何とか動かすための案をまとめようという事になりました。

来年の参議院選挙から18歳と19歳の人たちも投票できるようになります。この歴史的な選挙で、最高裁から違憲や無効の判決が出れば、それこそ政治の信用を失墜させてしまいます。

我々の案がほぼ決定した後に公明党と民主党が慌てて案を出してきましたが、自民党が圧倒的多数を持つ衆院での法案可決を考えると、事実上実現が難しい内容だと言わなければなりません。かりに振り出しに戻った場合には、来年の選挙に間に合わなくなるおそれもありました。

だから最後まで少数4野党で結束して話を進めたのです。
(維新も参院では11議席なので、大会派とは言えません。因みに、我々は7議席、次世代は6議席、新党改革は2議席です)

わが党は投票価値を完全に平等とする「一人一票比例代表制」を目指しています。正直言って、今日成立した改革案は次善の策でしかありません。
また、自民党との話し合いでも最後の最後までもめました。
しかし、法案の付則には、次々回の参議院選挙が行われる2019年までには「必ず」抜本改革を行うという文言を何とかねじ込ませることができました。
今日からすぐに気持ちを切り替えて、元気会の目標である「一票の平等」を目指す闘いを始めていきます。選挙制度の改革に関しても皆様のご理解と応援を宜しくお願い申し上げます!