6月1日に日本年金機構が発表した約125万件の個人情報流出問題

本日15日は、年金情報の流出問題の発覚後、初めての年金支給日です。是非皆様もご自身の口座を確認していただき、いつもと金額と違ったりした場合は速やかに年金事務所の窓口や専用ダイヤル(0120-818211)に問い合わせてください。

こういった混乱に便乗した詐欺が増加していることはニュース等でも多々取り上げられていますが、どのような手口があるのか調べてみましたので、注意喚起も兼ねていくつか挙げさせて頂きます:

① 架空の年金機構の職員を名乗り、年金手帳の番号やインターネットバンキングのパスワードを聞き出す
② 電話に年金機構の自動音声案内が流れたり、年金機構をかたった電話がかかってきたりして、アンケートと称して個人情報を聞き出す
③ 「個人情報が流出している」「キャッシュカードのデータを消すために預かります」と告げ、カードを回収する
④ 「年金情報流出の謝罪金を振り込む。ATMで手続きができるのでコンビニのATMから電話してください」と連絡され、口座番号などを聞き出す
⑤ 「流出した年金情報を削除するのにお金が掛かる」と言い、指定の口座に振り込ませようとする

実際に被害者が確認されたのが③。
70代女性が銀行のキャッシュカードを騙し取られ、約300万円を引き出されてしまったのです。女性は情報流出の報道を見ていたため、信じてしまったとのこと。

12日までに警視庁が把握している不審電話は291件。
そのうち240件は日本年金機構を名乗り、51件は警察などを名乗っています。

各関係省庁のHPでの注意喚起は十分ではなく、これから更に巧妙化した手法で詐欺を狙った電話が増える可能性もあります。

少しでもおかしいと感じたらすぐに年金事務所窓口や警察に相談するようにしてください。
日本年金機構から電話で連絡が行くようなことは絶対にありませんので、「年金情報の電話=詐欺」と考えて頂いて間違いありません。ご家族ご親戚ご近所間でも注意を促して頂ければと思います。