昨日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式が執り行われました。

私は2年前にも代表代理として出席しましたが、今回は戦後70年という節目の年に政党の代表として参列をさせていただき、大変感慨深いものがありました。

私の祖父は満州で消息を絶ち、その後シベリアで強制労働をさせられていたという不確かな目撃情報があったものの、実際どこで命を落としたのかは定かではありません。

今年の遺骨収集帰還事業により収容されたご遺骨は2498柱。硫黄島やパラオ諸島、ソロモン諸島、そして旧ソビエトのシベリアなどからのご帰還。
無名戦没者、合計36万柱の中に私の祖父も入れて頂いている可能性が無いとは言えません。

異国の地で死ぬ間際に、何を思い、どんな気持ちだったか。
離れ離れになってしまった家族のことをどれだけ心配していたか。
色々と想像をしながら献花をさせて頂きました。

今日から安全保障法制関連法案の審議が衆議院で始まりますが、二度とわが国が戦争を起こすことのないよう、また巻き込まれることもないよう、遺族の一人としてもしっかりと議論していきたいと思います。






「戦没者墓苑の本屋」