シアトルで創業されたスターバックスコーヒーが買収され、多店舗展開が始まったのが1987

北米以外で初の海外出店となったのは日本でした(1996年)。

その後、海外展開がスピーディーに進む中、米国最後の未出店州となったのがウエスト・バージニア。

日本に遅れること72003オープンとなりましたが、大したニュースにもならず、静かなオープンだったと聞いています。

 

昨日の鳥取県での開店に際しては18時間前から(つまり、午後1時から翌朝の7時まで!)待った人もいて、千人を超える行列ができたとのこと。鳥取県知事もスタバをもじったスナバコーヒーをうまく活用して大々的に県のPRを行っていましたが、日本はつくづく平和な国だと思ってしまいます(笑)

 

因みに、日本のスタバの店舗数は1079で世界4番目の多さです。3番目はカナダで1330。そして2番目はシンバーコー(星巴克)と発音する中国で1716店にもなります。日本の倍以上になるのはすぐでしょう。

 

5年前に「GDPで中国に抜かれる!」と騒いでいたのが懐かしいですが、このままの流れでは、来年はGDPでも3倍もの差がついてしまいそうです。

 

GDPほどの差はついていないものの、ダブルスコアで負けているスタバの店舗数。

ざっくり言うと、それはスタバを購入できる生活水準の人たちが既に日本の倍もいるということを表しています。

 

日本には、「中国はまだまだ日本より下だろう」なんて感じている人たちが多いような気がします。報道で見る中国は所得格差や貧困層の話が多いので、そう思ってしまうのかもしれませんが、実際は一般的な水準でもそういう状況だということを頭に入れてから、皆さんにAIIBや外交防衛についても考えて頂きたいと思います。

 

いま注目すべきはスナバコーヒーよりもシンバーコーです。