昨日、私も発起人を務めさせて頂いている「賢者の選択リーダーズ倶楽部 」のキックオフパーティーが帝国ホテルで開催されました。

賢者の選択 とは毎回、各界を代表するリーダー(賢者)が登場し、トーク主体でその足跡を振り返っていくTV番組で、私も二度出演させて頂いたことがあります。
その「リーダーズ倶楽部」は若いアントレプレナーを育てることを主目的としていますが、私も唯一の政治家メンバーとして尽力していきたいと思っています。

さて、その大切なキックオフパーティーの最初のゲストスピーカーは小泉純一郎元総理。
控室で2年ぶりにお会いしましたが、その声からも、握手の握力からも、力強さが増しているような印象を受けました。

前回は会食の席で4時間ほどお話を伺ったのですが、ちょうどフィンランドのオンカロ(高レベル放射性廃棄物の最終処分施設 )から帰国した直後で、脱原発の必要性を確信したと熱く語っておられました。

その後、皆さんもご存知の通り、細川護熙元総理の都知事選のサポートをして、真冬の選挙で街頭演説を何度も行い、その衰えぬパワーを見せて下さいました。

昨日の講演も原発の話が中心で(私の原発に対する考え方とほぼ合致しています)大変勇気づけられましたが、締めくくりに話されていたことも大変印象的でした。

「BOYS BE AMBITIOUSと言うが、OLD BOYS 老人だって大志を抱いたっていいんだ。老人だって大志を抱いたっていいんだ。・・・私の親父は65歳で亡くなりました。私も65歳になったら死んでも仕方がないのだと思っていました。たまたま運が良く、64歳で総理大臣を退任することができました。当時、学生時代、70過ぎなんてのは、もうヨボヨボのおじいさんだと思っていました。それが今、70過ぎても結構話ができる。まあ、この運動(脱原発)は元気な限り続けていかなきゃなぁと思っております。・・・(当選25回・議員勤続63年で94歳まで衆院議員を務めた尾崎行雄さんの石碑に残されている言葉「人生の本舞台は常に将来にあり」を取り上げて)94歳で「人生の本舞台は常に将来にあり」。あれを見ると、私ももう20歳以上年とっても、将来、自分の活躍する舞台はいつ来るか分からない。90の時もまたあるかもしれない。いつ舞台が用意されても、それに上って活躍できるように勉強して、向上心を持ってやっていく・・・」

やはり、控室で感じた力強さは本物でした。都知事選で敗北されても、意気消沈するどころか、更にパワーアップして、本気で脱原発の闘いを続けているのです。しかも、自分が活躍する舞台はもう一度やってくると信じている。それだけの執念を燃やし続けている小泉元総理にこれからも大いに期待したいですし、微力ながら闘って頂くための舞台を用意するにはどうしたら良いか、色々思いを巡らせている次第です。