今日が統一地方選、前半戦の投票日です!
該当地域の皆さんには、ぜひ投票に行って頂きたいと思います。

投票率が下がれば下がるほど、議員のレベルは下がり、政治の質も下がります。
「日本を元気にする会」の公認・推薦候補者は、党の理念と同じく
『政治理念も政策もあるが、反対の意見にもしっかりと耳を傾け、議論をしながら政治を進める。必要なときには積極的に住民投票を実現する』を信念としている方々ばかりです。住民の声が「本当に」届く政治をスタートさせるために、是非一票を投じて頂ければ幸いです!

さて、昨日も各地をまわり、他陣営も見ても思ったのですが、選挙の「空中戦」と言われる街頭演説。(地上戦は、地域の行事などへ顔を出したり、電話をかけたりして、有権者一人一人に直接支持を訴える方法)

やはり大切なのは「雰囲気づくり」だと思いました。

人が多いなーと思える駅前などで演説をしても、歩行者の99%は足早に通り過ぎるだけです。
しかし、他党を支援する組織・団体・宗教などに属していたり、既に投票先が決まっていたりする有権者以外の歩行者(つまり浮動票)は、実は一瞬だったとしても候補者のことを見てくれています。
自分が住む町の候補者は多少気になるものですよね。

その時に、聴衆が多く集まっていると「お、何か良い感じ?」という印象が残ります。

実は、よほど有名な政治家でもない限りは、その聴衆のほとんどが「動員をかけられた(集められた)」支援者だと言っても過言ではないでしょう。

動員は元々「兵隊を動員する」という戦争用語から来ています。選挙は戦(いくさ)だと言われている由縁でしょう。

歩行者が集まっている人の多さを見て「良い感じ」と思ってしまうのはお店と同じ原理です。

お腹を空かして歩いていた時に2軒のラーメン屋さんがあったとします。
そんな時にお客さんがいないガラガラの店と、お客さんが結構入っている店とどちらに入るでしょうか?

日本人の心理学的に考えると、間違いなく後者です。
投票の場合も「人が多く集まっていて良いイメージだった」方に入れる確率が高まると言えるでしょう。

タリーズの一号店を作った時に、近くのスタバ(アメリカで既に1000店舗あって有名だった)は大行列。全く知名度の無かったタリーズはガラガラという状況が続きました。
多くの歩行者が店内を覗いていくのですが、お客さんがいないのを確認すると、逃げるようにスタバに向かっていったものです。つまり、人がいる方が、安心感が生まれるのです。

動員=さくらじゃないか、と思われるかもしれません。確かにそうとも言えますが、人をそれだけ集められるのもその候補者の力量と必死さです。(自民、民主、公明、共産のような政党は組織力がありますから個人の力とは言えませんが)
私も家族や友人、近くの会社の方々に頼み込んで来てもらい、何とか店内の賑わいを作ることができたのが、繁盛店になる切っ掛けでした。

「正々堂々としていない」「せこい手を考えるな」と言われるかもしれません。
しかしながら、選挙もブランドビルディングが重要。
せっかく駅前などで演説をするなら歩行者に良いイメージを持ってもらうのが非常に大切なのです。(そういう意味ではビラの配り方もとても大切!私は経営者時代に修得したビラ配りの方が演説よりも得意ですw)

勿論、地方選挙や小選挙区で争われる衆院選と、参議院選挙は違いますし、
今後はこのようなパフォーマンスの必要性を減らし、もっと本質的な選挙活動をしてもらうようにしないといけません。私もその為に、インターネットをもっと活用してもらう状況を作りたいと思っています。

しかし、新聞各社の調査によれば、前回の衆院選で政党や候補者のホームページを投票の参考にしたと回答したのは5.7%、ソーシャルメディア・SNSもわずか4.0%にすぎず、今の段階では、ポスター・チラシの写真や、外での活動を見てもらう事が一票に繋がっていくという事実は否定できません。

因みに、ネットはどちらかというと、一票を集めるよりも、ボランティアを集める方に威力を発揮できると思います。

統一地方選挙、後半戦候補者の皆さんは、ぜひブランドビルディングを考えた活動をしてみては如何でしょうか。セルフプロデュースの良し悪しで選挙の結果は決まるのです。