本日の朝日新聞(朝刊)に、日本を元気にする会と直接民主型政治、そして政党のあり方が大きく取り上げられていました(良記事だと思いますので、是非お読みください!)。



{999BF19A-034B-48B2-BDE1-1CB9233A07AA:01}




1月に結成されてから日経新聞や東京新聞にも「民主主義「直接型」の実験」や、「新党「元気会」ネット投票で直接民主の余波 間接民主制に挑戦?」と特集記事が掲載されていますが、見出しでも分かる通り、好意的な見方がある反面、心配な部分もあるとの内容になっています。

特に「議員はただの御用聞きになってしまうのではないか」という心配や批判は私のところにもよく届きます。

なかなか伝わっていませんが、投票によって決めるのは年間数本の「特に重要な法案」に限り、それ以外のものは国会議員が決めることになります。
しかも、元気会には党議拘束がないため、個々の議員は、しっかりと自分で調査・検討しなければなりません(他党には党議拘束があり、上が賛成か反対かを決めてしまう為、何も考えずにボタンを押している議員が多く見受けられます)。
加えて、人一人の賛否を明確な理由付きで公開 していますので、適当に採決に臨むことは許されません。

会員投票を行う法案についても、議員は、ネット投票の結果が出るまでの段階で、重要な役割を果たします。投票してもらう前に、個々の議員は自分の立場を表明し、なぜそのように考えるか、しっかりと解説をする必要があります。また、議員同士で議論を行い(他党の方にも参加して欲しいと思っています!)、その様子をyoutube等で公開します。積極的にタウンミーティングのようなものも行い、できるだけ多くの方々とのオフラインでの議論も行います。そのようにして、他党では国会議員同士のガス抜きや根回しに使っている時間と労力を、国民への説明・説得のために注ぎ込むのです。

現在元気会には5名の国会議員がいますが、もともと4名が賛成、1名が反対だったとします。反対の1名が国民への説明・説得に成功した結果、ネット投票で賛成4割、反対が6割になったとすれば、元気会の国会議員は国民拘束によって2名が賛成票、3名が反対票を投じることになります。こうなると、反対の立場の議員は、自分の持ち分の1票以上の3票の反対票を投じることができたことになるのです。そのため、国民に向けた議論、国民との対話は真剣勝負になります。

以上からお分かり頂けます通り、元気会の考える直接民主型政治では、ただの御用聞きでは議員はつとまらないのです。むしろ、現状の議員よりもハイレベルな能力が求められることになります。

私も直接型民主主義が「100%問題ない!」と過信しているわけではありません。
3日前に立ち上げたVOTE JAPANシステムもまだまだ初期のもので、どんどんブラッシュアップをしていく必要があります。
我々の当面の仕事は、新党の理念を広げると同時に、そこに寄せられる皆さんの懸念を一つひとつ払しょくし、良いアイデアを取り入れてどんどん改善をしていくことだと思います。

しかし、今朝の記事にも「このところ国会では丁寧な議論を通じて民意や少数意見をくみ取ることより、「決める政治」に重心が…」と書かれている通り、この国にとって極めて大きな変革をもたらす政策・法案でさえ、国民の意思をしっかりと確認せずに、結論ありきで進めてしまっているような状況です。

日本を元気にする会は、「民意の集約」の建前のもと国民の意見をないがしろにしている現状を変革し、最大限の「民意の反映」を目指すベンチャー政党です。政治の世界で新しい価値を創造していきますので、これからもご理解とご支援のほどよろしくお願い申し上げます!