多くの報道関係者からご連絡を頂いておりますが、現在は記者会見を行う予定はありませんので、恐縮ですがブログにてご説明をさせて頂きたいと思います。

まず、参加議員の顔触れですが、共通していることが一つあります。
消滅にまで至ってしまったみんなの党の内紛劇の中で、最後まで一つの党を目指して尽力したということです。
「与党なのか野党なのか」について話し合った9月27日の両院総会でも、このメンバーは中立的な立場をとり、一人一人が己の信念に基づいて採決に挑みました。
怒号が飛ぶ中で私は「ここまで来たら、もう採決を取りましょう。しかし、どの道になったにせよ、多数決の結果を守り、少なくとも来年の統一地方選と選挙(代表選)までは一枚岩で協力し合うことを渡辺さん・浅尾さんには約束して頂きたい。終わったら皆さんの前で握手をして頂き、そこから始めましょう」と発言しました。
お二人にそれを約束して頂いたことによって、採決へと議事は進みました。

結局、その直後から約束は破られ、毎週の両院懇談会(両院総会と違って決議事項が無い懇談の場)などで顔を合わせるたびに、激しい言い争いが勃発するという状況になってしまいました。
そのような状況下でも「何とか党内をまとめよう」と常に話し合ってきたのもこのメンバーです。結局、それが叶わず、解党という道しかないとなった時も自然と集まり、一部の議員から出ていた物騒な策(例えば代表解任動議や、国民の目を欺くようなテクニカルな分党論)にも耳を貸すことなく、極力穏便に、しかし国にとって何が正しいかを基準に、物事を進めようと努力をしてきました。
つまり、権力争いに自分を見失うことなく、しがらみもなく、最後まで冷静に対応できたという共通点があるのです。

本来は5人集まれば政党ができます。「なぜ政党にしないのか?」というご質問もこの二日間で多数寄せられています。
私も大きなビジョンを持って国会議員としての活動を続けておりますが、そのゴールをお互い共有していけるかどうかは更に深くお付き合いをしていくなかで確認するべきものだと思います。つまり、最初から「結婚」するのではなく、まずは別れることも可能だという状況下でステディーとしての「お付き合い」をさせて頂くのが一番良い方法なのです。
よって政策的な縛りもない、党議拘束もないという「会派」は大変良いスタートだと思っております。これがいつかのタイミングで党に変わることがあるとしたら、その時はまたしっかりと皆様にご報告をさせて頂きます(現状ではまだ白紙です)。

さて、もう一つ多く寄せられている質問。
なぜ「日本を元気にする会」という会派名になったのか。

確かに会派名の歴史を見ると、党名か、それに準ずる「新緑風会」「護憲連合」「参議院の会」「○○クラブ」「○○無所属の会」などと硬い雰囲気のものが殆どです。

実はこの会派名、じっくり考えた結果として生まれたものではありません。

細かい話をすると、二日前(12月18日)の午後3時が会派届けの締め切りだったのですが、その直前の12時半から事務所で昼食をとりながら「さて、会派名をどうしよう」と話し合いが始まりました。
真面目な名前が中心に出てきて(真面目が悪いと言っているわけではありません!私も硬めの名前を最初は提案しました)、中々全員がピンとこないでいたところ、たまたま思い付きで「ここにいるメンバーは、しがらみなく、日本を元気にしたいと言っている。シンプルに『日本を元気にする会』も良いかもしれませんね」と言ったところ、その場にいた全員が思いのほか「いいね!」と賛成してくれたのです。
決まったのは締め切りの1時間前でした。

言い出しっぺの私でさえ最初は半信半疑でしたが、この二日間、何度か声に出したり書いたりしているうちに、かなり愛着が湧いてきたので不思議です(笑)
既に、国会内の他会派議員さんたちからは「元気さん」や「日本元気さん」と呼ばれ始めています。

後から気付いたのですが、2010年の出馬時から私のキャッチフレーズも「楽しく・元気に・JAPAN!」です。「元気」という言葉が好きなんだと、再認識しました。

これからも、新しい会派メンバーと共に、皆さんの元気を呼び起こすために頑張ってまいりますので、引き続き応援の程よろしくお願い申し上げます!


*メンバーのサイトを是非ご覧ください!→ 井上義行 さん、行田邦子 さん、田中茂 さん、山口和之 さん、山田太郎 さん