今回の選挙で良かったことの一つに選挙特番の変化が挙げられると思います。


以前は単純に「当確でました」と「それでは○○さんの選挙事務所の様子をうかがってみましょう」という横並びの中継が中心だったのですが、今回はかなり工夫されている様子が伺えました。


その切っ掛けとなったのは、やはり池上彰さんでしょう。
昨年の選挙特番で公明党などに対する質問が話題を呼びましたが、「タブー」と言われていることに恐れず切り込む姿は共感を生み、テレビ東京全体のイメージアップにも繋がったと言えます。
今回、私のまわりではテレ東に加えて日テレやMXの評判が高かったです。


また、私も出演をさせて頂きましたが、ニコニコ生放送の「衆院選2014 開票特番」 ではビートたけしさんがいつにも増しての毒舌で盛り上がったと聞きました。
(残念ながら入れ違いで聞けませんでしたが)








池上彰さんは「国民的に確立された」イメージによって鋭い切り込みが可能となっていますが、仮に辞められてしまったとしたら、次のカリスマが生まれてくるのを待つしかありません。やはり仕組みとしてそれを可能にしているのは、制約が少ないネットの番組だと思います。


マスコミが面白く、分かりやすく解説をするようになれば、政治に対する関心が高まるのは間違いありません。
投票率の改善にもつながると思いますので、更なるブラッシュアップを期待したいです。