昨日、楽天JAPANオープンを観戦してきました。
シングルスとダブルスの決勝戦。



まずは、錦織選手の優勝おめでとうございます!
世界ランキング7位vs8位の実力差が無いシングルス決勝は、一瞬も気を抜けないほどの大接戦。ラオニッチのサービスは試合開始から最後まで絶好調で、球威も衰えません。この220~229キロのファーストサーブ(コート内のスピードメーターで確認)は返すのがやっとのようでしたが、我慢に我慢を続けてブレイクした錦織選手は見事でした。これでポイントランキングが5位となり、ATPワールドツアーの年間最終戦(上位8位)に出場できる可能性が更に高まった為、日本のテニスファンの楽しみはまだまだ続きそうです。





「この位置から真剣に見ていると、ついつい身体がボールに反応し、ピクッ・ピクッとしてしまいます(笑)」




また、注目度がシングルスほど高くないダブルスですが、昨日のドディグ/メロ(DMペア:世界ランキング8位)とエルベール/プシシェズニ(HPペア:ノーランク)の決勝も最高でした。お互い1セットずつ取った後、タイブレイクの10ポイント先取制になだれ込み、最後は10-5でHPペアが優勝しました。こちらも手に汗握る接戦だったのですが、素晴らしいと思ったのはその勝ち上がり方。



初めてペアを組んだ二人は一回戦で第一シードと戦うことになり、敗退確実だろうと言われていました。
ところが、一回戦で奇跡的な逆転勝ちをした後は、みるみるうちにチームワークが向上し、最後は優勝してしまうのです。
コートの二人を見ていると、仲間がミスをしてしまった時の方がしっかりと手を合わせ、励ましの声を出しあっていました。
また、優勝インタビューの時も、お互いの父や家族に言及するなど、ファミリーにも気を配っている姿がとても印象的でした。



やはり、スポーツも、経営も、政党も、仲間を思いやることが大切なのです。
弱小と言われていても、チームワークが良ければ、奇跡を起こすことだって可能になります。

錦織選手の疲労困憊でも粘って最後まで諦めない心と併せ、様々な事を学ばせてもらった楽天JAPANオープンでした。





「父と観戦。米国時代はよく家族でテニスをしました」