色々な事が起きる国会本会議場。


昨日は田中直紀議員(民主党)の代表質問に対して総理の答弁漏れがあったということで、私も初場内協議に議運理事として挑みました。




参議院TVより


次の代表質問を聞いている時に新しい閣僚の顔ぶれを拝見していたのですが、法務大臣の松島みどりさんを見て少し違和感が。

素敵なベージュのジャケットを着用されていたのですが、その上にはお洒落な赤いストールが・・・。ん?

確か燃える闘魂アントニオ猪木さんもトレードマークが赤いストール。

しかし、これは当時話題にもなりましたが、猪木さんは本会議場でのストール着用が認められず、去年の8月、初登院の日に外させられました。






「昨日の松島大臣(参議院TVより )」





「アントニオ猪木さん(THE HUFFINGTON POSTよ り )」


赤いストールを付けていない猪木さんは猪木さんじゃない!とまでは言いませんが、闘魂のシンボルを外すのは屈辱感もあったと後に聞きました。


では何故、松島みどりさんが許されるのか。女性のファッションは別枠なのか?それとも、大臣だから特別なのでしょうか?


気になって参議院規則を調べてみましたが、「議場又は委員会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類を着用し又は携帯してはならない。」(209条)と書いてあります。あのストールは襟巻だからダメだという判断をされたのでしょうか。


まだ分からないので、本日の理事会で確認してみようと思っています。


こんな事を問題にして、大臣の揚げ足を取ろうと思っているわけではありません。



しかし、私がまだ新参者だからなのかもしれませんが、様々なルールに関して曖昧な部分が多く残っているような気がします。


例えば、同じ服装で言えば、「かりゆし」は正装かどうかの議論(沖縄では正装と見なされます)。6月の通常国会では、かりゆしで登壇した議員に対して、違反ではないのかが問題となりました(クールビズ期間中でも、 本会議場では上着は着用しなくてはならないという申し合わせがあります)。先日、正装では無いとの結論になりましたが、かりゆしの下にシャツを着て、 「これはジャケットだ」と言い張る議員もいるようです(笑)。また女性 のドレスの場合、種類によっては上着はありませんが、天皇陛下をお迎えする開会式では「女性はアフタヌーンドレスか白襟紋付」という決まりがあります。しかし、式の終了後、そのドレスのまま通常の本会議に入ろうとすると「ジャケットが必要では?」という議論もあります・・・。

個人的にはもっと自由の部分を増やしても良いのではないかと思います。


ストールも、女性に認めるのであれば、男性に認めても良いのではないでしょうか。


いずれにせよ、明確なルールが無いとアンフェアな空気が生まれてしまいます。

目立っている人や国会内の肩書きが低い者、もしくは少数政党だけが厳しく槍玉に上がっているという(一種のいじめのような)イメージを生んでしまうかもしれません。


議運の理事を任されたからには、細部にも気を配りながら国会運営を円滑にするため尽力していきたいと思っています。


今日はみんなの党の代表質問を行田邦子さんが行います(11時~の予定)。NHK中継もありますので、ぜひご覧ください。