今週夏休みの方は、全国的に台風一過の夏空を楽しまれているのではないでしょうか。



現在、このブログを議員会館で書いていますが、ほとんど国会議員がいません。
安倍首相も9日から2週間休まれるそうです。
休みが長すぎると批判される方も多いようですが、激務をこなす為にも、しっかりと休養して頂くことは大切だと思います。実際、トップは休んでいても、仕事を完全に忘れることはできません。



但し、大きな問題が発生している時は別だと思います。
そういう意味では、オバマ大統領の行動には少し首を傾げてしまいます。
あれだけコントラバーシャルなイラクの空爆を実施したと発表した直後に、マーサズビンヤード(マサチューセッツ州。私も子供のころ、友達の家に何度か宿泊した事がありますが、大変優雅な別荘地です)に入り、ゴルフに興じました。
それを堂々と新聞やTVのカメラマンに撮らせているのです。



「この程度の事は日常なので、私もアメリカも動じていない」というアピールをする為ではないかという捉え方もあります。確かに無人爆撃機などの活用でリスクはありませんし、軍事的な設備を狙ったピンポイントな攻撃を行っています。しかし、間違いなく死傷者は出ますし、この攻撃に関連した殺戮の連鎖は広がっていくでしょう。



かのゴルフ好きで有名だった前ブッシュ大統領でさえ "it's just not worth it anymore" and "I don't want some mom whose son may have recently died to see the commander in chief playing golf. "(直近、戦闘中に息子さんを亡くしたお母さんに、最高司令官がゴルフをしている姿を見せたくない。ゴルフにそこまでの価値は無い)と発言し、2期目は控え目にしたそうです。
逆に、2期目なので再選はないから・・・と少しでも思っていたとしたら、米国民にとっては残念なことですね。



生活がかかっている経営者や事業部門の責任者であれば、工場に不具合が生じた、もしくはお客様に食中毒の可能性がみられると知っただけで、夏休み返上で仕事をしています。



「全力を尽して合衆国大統領の職務を忠実に遂行する」と大統領就任時に宣誓をしたわけですから、有事の時ぐらいは夏休みを短縮したり、ゴルフを控えたりすることはできないものかと思ってしまいます。