大人になって独立するまで、私の本籍は父の実家があった佐賀県小城町にありました。



鍋島藩の城下町だった小城は羊羹の町としても知られていて、現在も至るところにお店が並んでいます。



私のお気に入りの店は岡本為吉本舗。
週に二回ほどしか販売しないようで、ほとんどが予約生産。
店を開ける日は、少しだけ多めに作ったものを店頭に並べるも、ほとんど午前中に売り切れてしまうそうです。



何年か前に伯父と訪れた時は「あー、あの松田男爵の~」と、昔からのご縁でいくつかお裾分けをしてくださいました。



先週末も訪ねたのですが残念ながら店が閉まっていて、購入することはできませんでした。







創業70年以上で、現在は3代目が作っていると聞いていますが、食べられないとなると、独特で柔らかい岡本為末吉本舗の羊羹が無性に食べたくなってしまいました。



先日法案が通った小規模事業者への支援策。地元の銀行員などに、このような歴史と技術力があるところにこそアプローチして、インターネット販売などを勧めて頂きたいと思います。
細々とやりたい確固たる理由があれば別ですが、話をしてみれば「もう少し広めても良いかな」と思ってくれる職人さんが意外と多いと思います。



16世紀後半の長崎開港でシュガーロードができてから「丸ぼうろ」や「金花糖」など数多くの菓子文化が育ち、森永製菓も生まれた佐賀県。小城羊羹はその中心的存在でもあります。

日本の重要な食文化として継承するためにも、しっかり広めていかなければなりません。私もお茶席などで、まだ小城羊羹を知らない方々に紹介していきたいと思います!


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【お知らせ】


明日7月17日(木)、松田公太フェロー勉強会を開催します。


今回のテーマは、


■集団的自衛権について


■起業が活発になるためには


などです。


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