ワールドカップの試合は思い通りにいかなかったものの、日本のサポーターが試合終了後にしっかりゴミ掃除をして帰る姿が世界のメディアで取り上げられて話題になりました。

しかし、同時に野次問題も世界中のメデイアに取り上げられ「日本は女性を平等に扱えない後進国だ」と厳しい論調の話も広がってしまいました。

どちらが本当の日本!?と、世界中の人々は思ったことでしょう。

私は先週末開催された裏千家淡交会東京第一東支部の総会に出席しながら、昨年の総会のことを思い出していました。

当時、参議院選の真っただ中で各地に応援で回っていたため少し遅れての参加になってしまったのですが、慌てて駆け込んだ私に、「まーまー、どうぞ一服」とお茶をたてて下さったのです。そのお蔭で少し落ち着きを取り戻してから壇上に上がることができました。

遅れて来たゲストに対しても、おもてなしの心を忘れない。
これこそが、日本の真の姿だと思います。

しかし、学校のいじめもそうですが、数の力を手にした時、日本人は冷血な怪物に豹変することがあります。

皆さんも、無意識に自分がいじめる側(今回のケースで言うと野次る側)に立っていたと我に返った事がありませんか?

そんな時にこそ、茶道の心得、「和敬清寂」を思い出して頂きたいと思います。
「和」互いに心を開いて仲良くし、「敬」互いに敬い、「清」心の中も清らかに、「寂」どんなときにも動じない心。

本来の日本人が持つ心の和を広げ、「やっぱり日本は素晴らしい!」と世界に認識して頂くためにも、茶道や伝統文化を広めていきたいと思います。


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「今年も開会にあたってのご挨拶をさせて頂きました」