国会対策委員長は国会最終日をどのように過ごすのか…昨日聞かれましたので、一部ご紹介させて頂きます:

午前から国会法の質疑を議院運営委員会(議運)で行いましたが、午前の審議終了直後に野党国会対策委員長会議(野国)が開かれました。その場に自民党の国対委員長にも来て頂き、拙速な審議を止めて、時間をかけた(場合によっては次期国会での継続)審議にするよう要請した上で、議運の委員長の元に行き、円満採決になるよう要求しました。
その後は、午後の議運を確認しながら、野国に出席したり、参議院議長の元に2回訪問し、議運での円満採決や本会議の開催を見送ることを検討して頂くよう要請しました。これらの合間に他党との話し合いや国会法の賛否調整を政調会や担当議員と行いました。
参議院議長に再度の申し入れをした後は、閉会中審査の為に私が所属する委員会をまわり(経済産業委員会、 原子力特別委員会、憲法審査会、予算委員会)、午後5時から議員控室に行き、参議院総会の準備。開始後は、一日の流れ、何があったかなどを所属議員に報告し、本会議の議了案件や、問責決議(石原大臣)、解任決議(議運委員長)、国会法の賛否詳細などを詳しく説明。
6時から本会議が開始し、終わったのが10時頃でした。

・・・結局、読んで頂いても殆ど何をしているのか意味が分からなかったと思います。国会は民間とは違う特殊な世界。全部ご説明すると1万文字以上になりそうなので、機を見て少しずつブログに上げていきたいと思います(笑)

一つだけ昨夜、どっと疲れるような事がありました。
それは、石原大臣問責決議案に対する賛成討論の際、登壇していた民主党議員が「最後は金目でしょ」と大臣の発言を引用した瞬間、「正しいよ!」という野次が自民党の席から飛ばされたこと。
都議会で塩村あやか議員に対して心無い野次が飛ばされ、問題になっていますが、やはり野次には「本音」が出て しまうようです。
結局は福島県民に対して、石原大臣だけではなく、多くの自民党議員が同様に思っているのでしょう。

この中間貯蔵施設問題の他にも、原発、集団 的自衛権、成長戦略、等々、議論しなくてはいけないことが山積の日本。
しかし、今日から3か月ほど、国会が開かれません(閉会中審査はあるかもしれませんが)。

やはり通年国会にして、国会議員はもっと働くべきだと思います。



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