今回は対中国の準決勝と対豪州の決勝をTVで観る事ができましたが、両試合とも日本のチームワークの良さと、折れない心を見せて頂き、本当に元気を貰う事が出来ました。



豪州戦での最大のピンチは、試合開始の最初の1分と9分だったと思います。私も高校までサッカーをしていましたが、アメリカのコーチ(監督)に「最初の10分と最後の10分が一番のDanger Timeだ」と指導されていた事を思い出しました。試合開始直後で頭も体も乗り切れていない中での相手の攻撃やカウンターは危険ですし、最後の疲れ切った時間帯で気が緩んだところも付け込まれやすいからです。しかし、逆に言えばそこがチャンスでもあります。



中国戦の残り数秒でのゴールは、正しく相手が「PK戦でいいか」との気持ちになったところを、必死に攻め続けた結果が出たように見えました。諦めない心を持ち続けた方が最後は勝負を決めるということを証明してくれたような気がします。



勿論、相手のFWをより多く走らせて消耗させるという作戦や、組織的なチームディフェンスが功を奏したのは言うまでもありません。しかし、最後は一人ひとりのメンタルと、チームメイトより一歩でも二歩でも多く走ろうという仲間に対する想いが勝利を導いたのだと思います。



ビジネスにとっても、政治にとっても、学ばせてもらうことが沢山あったアジアカップ。そして、是非この精神をブラジルW杯でサムライブルーにも引き継いでもらいたいと思います!