昨日、殺傷能力のある樹脂製の拳銃を所持したとして神奈川県の男性が銃刀法違反容疑で逮捕されました。

この銃は、3Dプリンターで製造されたもので、鑑定によって殺傷能力が確認されているとのことです。

私は、米国に住んで、銃社会の怖さと問題点を身近に感じてきました。高校の先輩が間違って射殺されてしまったこともあります。
しかし、拳銃が自由に出回っているかのように見える米国でも、購入の際には厳しく身元確認を行い、犯罪歴がある者、精神病患者や未成年者が銃を買えないようにされています。

今回の事件は3Dプリンターが普及すれば、身元確認さえなく銃が氾濫してしまう可能性を示唆しています。銃弾は小さいので、密輸をするのは銃本体よりも容易です。日本でも銃による犯罪や、誤射による事故が急増ずる危険性が出てきたのです。

3Dプリントの技術自体はできる限り規制すべきではないと思いますが、それによって銃を作る行為は、武器等製造法の罰則を強化するなどして厳しく取り締まっていく必要があると思います。