昨日、運転免許の更新手続きに行ってきました。



前回、前々回の講習と比較して変わっていると思ったのが「事故の悲惨さ」を紹介する時間(ビデオ視聴も含む)が少なくなっていた事です。
以前は飲酒運転など、怒りを覚えるような死亡事故の話が2、3出てきて、涙するシーンも所々あったと記憶しています。
(今回は死亡事故の話しは1つで、構成や編集も下手でした。実際は酷い事故なのですが、逆にそう感じさせないように作っているのかとさえ思いました)。



その分、時間が増えていたのが「免許を有効期間内に更新しなかった場合」の説明。例えば、「失効後6ヶ月以内」「失効後1年超」「失効後6ヶ月~3年以内」「海外旅行中だった場合」「入院していた場合」など、こと細かに45分ぐらい続きました。その場に集まっていたのは期限切れのグループではなかったですし、海外旅行中や入院中のレアケースは其々がネットなどで調べれば良いと思います。なぜ、このような時間配分になっているのか分かりませんが、その時間で「事故の悲惨さ」を紹介したほうが、飲酒運転やわき見運転などの事故を減らせるのではないかと思いました。



警視庁交通部や交通安全協会が作っている講習や教本ですが、それを厳しくチェックすべき公安委員会(本件については東京都)。表面的な視察は行っているようですが、それでは意味がありません。一緒に講習を受けるなどして内容を確認し、改正させないと、形骸化が進んでしまいます。私の回ではかなり多くの受講者が居眠りをし、教官も叱責をしていましたが、まずは内容を見直すことが必要だと感じました。



この講習を改善する事によって一つでも悲惨な事故を減らす事が出来るかもしれません。更に調べて追求してみたいと思います。



PS ここ数年の道路交通法改正の説明があり、特に自転車(軽車両)の話を増やしていたのは良かったと思いました。