気持ちが良い秋晴れの空につられて、自転車を衝動買いしてしまいました。


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アルファロメオのロゴが付いたシティバイクです。(ママチャリじゃありません!?)


しかし、このような自転車の多くがいわゆる「ライセンス商品」で、自動車メーカーが製造をしているわけではありません。ロゴを貸してライセンス料だけを稼ぐ割り切ったビジネスをしているメーカーもありますし、企画段階から関与して厳しく品質をチェックする and/or 実際に自社で作ってしまっているところもあります。


この差は、自動車メーカーのIP(知的財産)に対する考え方の差だと思います。また、ブランド戦略上も様々な思惑があるのでしょう。


例えば、将来の潜在的な顧客を発掘したいと思えば、若年層をターゲットに比較的安価な自転車を出すのも一案です。その場合は性能よりもデザイン重視の方が良いでしょう(勿論、壊れやすかったりすると逆にマイナスになるので、基本性能はしっかりしたもので)。


しかし、必ずしも今は自動車メーカーの作戦通りにいっていないのが実情のようです。


例えば、日本で大人気の Chevrolets 自転車ですが、車の販売は全く伸びていません。
General Motors が昨年日本で販売した Chevrolets車(米国の代表的ブランド)は約千台でしかなく、最下位に近いレベルなのです。


ウォールストリート(2012-5-14)のインタビューでは「自転車はアメリカっぽくてカッコ良いけど、自動車の方は買わない」という日本人のコメントが紹介されていました。


やはり、日本人の所謂アメ車に対するイメージ(品質もサービスも悪い)を払拭するには至っていないようです。


しかし、Chevy(シボレーの通称)自転車の品質が本当に良くて、アフターサービスにもおもてなしの心が満載だったら、子供達のハートを掴むことができ、10年後の売上が大きく伸びるかもしれませんね。


そんな事を考えながら、久々に自転車の風を楽しむことができた週末の午後でした。