宇宙飛行士の若田光一さんが、本日4度目の宇宙飛行に出発をします(約6ヶ月間滞在の予定)。
後半は日本人初、そしてアジア初となる船長「コマンダー」を務めます。



若田さんは子どもの頃にアームストロング船長が月に行ったのをテレビで見て宇宙飛行士になりたい!と思ったそうです。
しかし、当時はまだアメリカ人以外に門戸が開かれていなかった為、航空機のエンジニアを目指し大学へ進学。 卒業後は見事、航空会社で航空機のエンジニアとなりました。そして、たまたま新聞で宇宙飛行士の募集記事を見て、「子どもの頃からの夢に挑戦したい」と応募し、宇宙飛行士へのキャリアがスタートしました。



「タイミングが良かった」と語っている若田さんですが、その裏では、皆が嫌煙する地道で泥臭い努力を惜しまず、また、訓練以外にも休日返上で必死に語学や宇宙システムの勉強に明け暮れるなど過酷な訓練時代を過ごしたそうです。



テレビで見た宇宙飛行士への憧れから始まった夢。若田さんはその夢=目的・目標に向かって努力をし尽くしたからこそ、めぐってきたチャンス・タイミングを掴むことができたのだと思います。



ところで、皆さんは「幸運の女神には前髪しかない」という諺をご存知でしょうか?
これはローマ神話に登場する幸運の女神「FORTUNA」がモデルとなっています。
フォルチューナは運命が定まらないことを象徴する不安定な球体に乗り、運の逃げやすさを象徴する羽根の生えた靴を履き、幸福が満ちることのないことを象徴する底の抜けた壺を持っていて、チャンスは後からでは掴めないということを表す為に後ろ髪がなく、前髪しかないとされています。



常に準備を怠らず、チャンスが巡ってきたらまずは掴んでみる。
若田さんも、その他の分野で成功した方々も、そこは共通している点だと思います。



皆さんの目の前を、明日にでもフォルチューナが横切るかも知れません。
掴む準備は出来ていますか?