参議院で求めてきた、福島第一原発の汚染水問題に関する閉会中審査(国会閉会中に、委員会で喫緊の重要案件などの審査を行うこと)がやっと開催されました。(本来は数週間前に開かれるべきものですが、様々な理由を出され、臨時国会召集1週間前でしかない昨日になってしまいました)。



私の質問は大きく分けて三つ。



①山側遮水壁の工法を、コストに囚われず、最も効果的な方法で作ってもらいたい。技術的な難易度が高い凍土壁は穴が開いてしまう可能性が否めない。政府側から提案がない「堀」を含め、様々な工法を検討してもらいたい。また、これだけ重要な国の命運をかけてやるプロジェクトなので、失敗した場合に誰が責任を取るのかを明確にしてもらいたい。責任の所在が明確でないことが、失敗の連続に繋がっている。
 

②最近の東電は安全性よりも黒字化を優先する体質に回帰してしまった(そもそも改善されていなかったのかもしれないが)。柏崎刈羽の再稼働もその為でしかない。また、社員のモチベーションの低下から見ても、このまま存続するより、会社更生法などを選んで良い会社に生まれ変わった方が良いのではないか。廣瀬社長に真剣に考えて頂きたい。 

 
③国民負担(電気料金値上げ)を強いるのに、特損/減価償却の会計基準を省令規定事項ということで、国会も通さずに変えてしまうのは民主主義にも反する。目的は東電の決算書を良く見せる事でしかない(粉飾決算のようなもの)。いとも簡単にこのような変更を恣意的に行うようであれば、市場からも国際社会からも信用を失うことになる。それであれば、やはり市場のルールに則して法的整理選ぶべきではないか?


という目的を持って行いました。



後日、全文の文字起こしが出てきたらアップしたいと思いますが、ネットでも見られますので、宜しければコチラ (10月7日経産委員会)からどうぞ!




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