昨日、日本の国民的アニメである「サザエさん」が、世界で一番放送年月が長いテレビアニメとしてギネスに認定されました。



その長さは、なんと45年間。
1969年の放送開始から数えて約2250回、平均視聴率は22.9%と驚異的な数字を誇っています。

(同じく昔から親しまれているちびまる子ちゃんの放送期間は約20年、ドラえもんは約35年なので、その凄さを感じていただけると思います)



現在、日本アニメは政府のクールジャパン戦略のもと、世界中に発信されようとしています。その中心となっているのは、1990年代後半~2000年代に台頭してきたもの。
もしかしたら、サザエさんやちびまる子ちゃんのようなファミリードラマ系は海外に受け入れられないのではないかという懸念があるのかもしれません。



しかし、(特に40代以上の人たちに)思い出してもらいたいのは、我々が子供の頃に欧米の家族ドラマや映画が日本で人気を博したということ。「大草原の小さな家(Little House on the Prairie)」、「奥様は魔女(Bewitched)」、「ゆかいなブレディー家(Brady Bunch)」などを通じて、少し距離があった国のことを知り、親近感を覚えたものです。



クールジャパンも単に「商品の輸出」として見るのではなく、日本の文化を知って親近感を覚えてもらうための文化の懸け橋だと捉え、民間が「普通にやっていても売れないかもしれない」と考えてしまう作品こそ積極的に発信していくべきなのです。



ぜひ、今回ギネスに認定されたことを機に、サザエさんのような素晴らしいアニメを見直し、真のクールジャパンとして発信するべきです。
私も引き続き、委員会でも訴えていきたいと思います。