私は昔からオリンピックが好きで、他国にいながらも、堂々と日本の応援をしてきました。


例えばLAオリンピックで山下泰裕選手が金メダルを取った時は学校で「柔道が世界で一番強い格闘技だ。それで金メダルを取ったのだから、日本人が一番強い」という事を友達に言って回るような子供でした。


勿論、2020年は東京に誘致したいと思っています。
停滞する日本経済に与える好影響も小さくはないでしょう。
第32回オリンピック競技大会及び第16回パラリンピック競技大会に関する決議案も共同発議者として参議院議長に提出しています。


しかし、安倍首相の「7年後の2020年には全く問題が無い」というコメントには首をかしげざるをえません。

何を根拠に「全く」と言い切れるのか。


現在の福島第一原発は未だに放射性物質を放出している状態。



誰も、原子炉には近づけず、中がどういう状態になっているのか、メルトダウン後核燃料がどうなっているのかすら分からない状態です。

もし本当に問題が無いというならば、その7年後までの明確なプロセスを発表し、国民にも国際社会にもしっかりと情報を開示することから始めるべきではないでしょうか。

それがまだ出来ないのなら、「皆さんがいらっしゃるまでには、放射能にまつわる懸念を払拭できるよう、我々日本人が英知を結集して解決します」というメッセージにするべきです。



私が子供の頃にオリンピックを見て感動したのは、何もメダルを獲得した時だけではありません。オリンピックの理念でもあるフェアプレイ精神にのっとった戦い方は日本人が全体的に際立っており、結果がどうであれ、常に誇りに思えたものです。



誘致に当たっても、日本は国として、それを貫くべきだと思います。

誤魔化す発言をせずに決まったということになれば、それは真に国際社会が受け入れたという事にもなり、次のステップへ堂々と踏み出せたことになるのです。