ここ3年ほど新聞を読み続けている方なら「一人一票」を求める意見広告に目を引かれた事が一度や二度はあると思います。
私の一人一票関連の過去ブログ

その一文にもならない広告を100回以上も打ち続けているのが「一人一票実現国民会議」。
そして、その中心的な存在がTMI総合法律事務所の升永英俊さんです。
私も国会議員になってから初めてお会いしましたが、その理念に心を打たれています。

はじめて会食をした時のこと。
「松田さんはアメリカで育ちましたよね。アメリカは血気盛んな国。その国が南北戦争以降は内紛も無く続いているのは4年に一度戦争をしているからです。大統領選という名の戦争を。これを私はアメリカ留学中に教えてもらいました」

確かにその通りだと思いました。中学生にもなると、大統領選の時はクラスメートも「自分は○○候補がいい」「○○党はおかしい」という話で盛り上がります。国全体が民主党か共和党かで徹底的に議論します。

今回の参院選。蓋を開けてみれば史上ワーストスリーの投票率。その前の都議選はワーストツー。その前の衆院選はワーストワン。
「どうせ政治は変わらない」という諦めの気持ちが国民の間で蔓延してしまっています。
私は一人一票が実現出来た暁には、その次のステップで首相公選制を実現しなくてはいけないと思っています。国民の政治参加を高める上でも、国民がトップを直接的に選ぶ制度が必要なのです。

その流れに賛同してくれている升永さん。前回の衆院選に続いて、この参院選も「違憲であり、選挙無効(格差が最大4.77倍)」という提訴を全47都道府県で一斉に起こしました。
真の民主主義実現へ向けたこの活動が実を結ぶのはそう遠い未来ではないと私は感じています。

ぜひ皆さんも、新聞で「一人一票」の意見広告を見た時は、一度読んでみて下さい!

PS AERA 2013.7.29号「現代の肖像」に升永さんの記事が出ていますので、機会があればこちらもご覧ください。