タリーズコーヒーを展開していた時、私の起業の原点だった日本の文化に立ち返るため、緑茶をカフェスタイルで楽しむKoots Green Teaを創業しました。そのコンセプトには日本特有の「おもてなしの心」と「茶道の和敬清寂」を取り入れたこともあり、雑誌で千玄室大宗匠と対談の機会に恵まれ、以来、親しくしていただいています。
そして、この度、大宗匠が会長をなさっている茶道裏千家淡交会の東京第一東支部「副支部長」の任を受け、委嘱式に出席しました。
茶道の教えを守り、また、日本文化の発展のため、昭和28年に設立された「淡交会」は、十四代家元淡々斎宗匠のお名前から因んで、また、荘子の「君子之交淡若水」（君子の交わりは、淡きこと水の若し）から名付けられました。（淡々としてあたかも水が流れるようになにごとにも執着せず、どんなときにも感情に流されない平常心の交わりを意味します）
茶道を日本のみならず世界に普及してこられた大宗匠や各支部・地域の皆様のご努力で、今では日本に165支部、世界、34カ国104カ所にまで発展しています。
東京第一東支部の支部長は湯島天神 の押見宮司、先輩副支部長は創業320年の老舗料亭・笹乃雪 の奥村会長、そして、お母様の代から2代で幹事長をされている吉田先生・・・と、伝統と日本文化を守り、大切に継承されてきた皆様方がたくさんいらっしゃいます。私も微力ながら、皆様と一緒に、地域をもり立て、茶道と日本文化を広めていきたいと思います。
「右が押見支部長です」
「素敵な着物の先生方で、集まりはいつも華やかです」