昨日の党首討論(QT)を見た方はどう思われましたか?
私は冒頭から変な空気が漂っているな~と感じていました。



谷垣さんのがれき処理の提案などを受け入れながら話は進み、野田さんも「かみあった議論はだんだん出来ている」「一緒に消費税を通す努力をしましょう」「これが与野党協議の良いところ。こうやってお互い質問しあって、分かりあえる」(記憶を辿って書いていますので、言葉は少し違うかも知れません)と、相手を思いやるような物言い。最後の



谷垣さんのコメントが「民主党内をまとめてほしい。そして衆院解散を」でした。



その後、数日前に二人きりで食事をしていたという報道が流れ、なんとなくリンクしてしまいました。党内でも「後が無い」と感じている党首二人です。お互いの気持ちが食事会を通じ、変なシンクロを醸し出してしまった可能性は十分にあります。



しかし、そうだったとしても、それは切掛けの一つにしか過ぎず、本質は民主も自民も「何よりも消費増税ありき」と考えている事にあるのです。



そうなると、最大の論点の議論に熱が入らないのは当たり前で、現在は渡辺代表の言う2大政党による「表ガチンコ、裏ダンゴウ」という状況になってしまっています。



それを打破する一つの手段としても渡辺代表にはQTに参戦してもらう必要があるでしょう。



詳細は省きますが、みんなの党は衆参のどちらか一方で10名以上を有する会派なので、党首討論に参加する基本要件を満たしています。しかし、民主・自民が屁理屈をこねて妨害工作をし、出させないようにしているのが実態です。残念ながら、このような事がまかり通るのが国会です。



少なくとも我々国民の多くが、渡辺党首VS野田党首の、八百長ではない、ガチンコ勝負を見たいと思っているはずです。
それが実現すれば、触媒となり、国会にも真剣味が増えてくるはずだと思います。