社会福祉局を後にし、次は畜水産省が推進する小規模養殖を視察。
「モデル村の仕組みが絵でわかります。ミャンマーで6年以上も発展の為に頑張っているJICAの高橋さん」
農村民のタンパク質摂取を向上する為に、水田を活用して淡水魚を育てる二毛作プロジェクトに日本が協力しています。
ここは実験的に設置されたモデル村。
実際に人が生活し、1年を通じてR&Dや、農村民の教育・サポートを行っています。
稚魚を放流して数か月で収穫できるようになります。
農業が厳しい雨季の間は養殖によって食料を確保したり、販売や物々交換をしたりすることも出来ます。
「養殖池の横ではサツマイモを育てていました」
「この村で獲れた魚や野菜を使った料理を出して頂きました。時間が無くて一口しか食べられませんでしたが、美味しかったです!」
モデル村を後にして急いでホテルに戻り、次は少数民族を代表する野党の党首たちとの会談。
自分たちの民族がいかに差別を受けてきたか、なぜ武装集団として戦わなくてはいけないか、などの話をしてくれました。そして、共通した気持ちとして「民主化の動きは歓迎するが、まだどうなるかわからない。和平が進んだと思ったら、また戦闘状態に・・の繰り返しが続いている」とのことでした。
ある民族の代表は(具体的に誰だったかは控えさせて頂きます)、「ここにあるペットボトルを見てくれ。このラベルが変わったとしても、中身は同じかもしれない。我々少数民族は、その中身を飲むまで判断できない」と言っていました。
軍政から民政に移行してから約1年。ティンセイン初代大統領は積極的に和平と民主化の道を模索しているかのように見えますが、それが本気なのかポーズなのか。国内の135の少数民族も、国際社会も、まだ疑心暗鬼の状態が続いています。
その答えを探る意味も含めて、大統領+5人の大臣級と、個別に会談を行いました。
(明日のブログに内容を書きます!)
そして、最後はミャンマーで活躍するNGO団体のメンバーと意見交換をしながらの会食でした。
皆さん体を張ってミャンマーと日本の為に働いてくれています。
心から感謝です!