TIME誌が発表するパーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の「人」)。



日本ではそれほど話題になりませんが、アメリカでは1年を締めくくる象徴的なイベントとして国民の注目を集めます。



去年は FACE BOOKの創業者マーク・ザッカーバーグ、一昨年はFRB(連邦準備制度)議長のバーナンキ、その前は米国初の黒人大統領バラク・オバマでした。



そして、今年は「プロテスター」。つまり、抗議や主張をしっかり行う「人々」が選ばれました。



時を同じくして、オバマ大統領はイラク戦争の終結宣言を行いました。
サダム・フセイン政権が倒れ、イラクに民主政権が誕生したことが中東各地に変化をもたらし、その流れがアラブの春に繋がったと言えます。



そう考えると、イラク戦争終結の日にTIME誌によって「プロテスター」が選ばれたのは、とても奇遇な感じがしてしまいます。



このプロテスターの中には、欧米でのデモに参加した人々も含まれます。インターネット/ソーシャルメディアの普及によって国民一人一人の声が世の中を動かす時代になりました。来年は中国やロシアでの動きに繋がっていくことが予見されます。



日本では、どうでしょう。