昨日は福島へ県議選の応援に行ってきましたが、その時の様子は明日にでもアップしたいと思います。




今日は、昨日出てきた2つの問題について。



一つは、環境省の職員が福島県民から送られてきた土を、放射能汚染されていると知りながら埼玉県の空地へ捨てた問題。これは、一般常識として逸脱しているだけでなく、法的にも問題が出てくる行為です。なぜ、このような問題が起こるのか。根本は、環境省が国民の放射能汚染に対する心配を心から認識していない事に尽きます。やはり、「国民の健康と環境を放射能から守る!」という強い使命感だけを持った組織が出来ないと、このような問題は起こり続けるでしょう。何度も言いますが、環境省の中に「原子力保安庁」を作るなど愚の骨頂(10月28日のブログ をご参照ください)。引き続き、独立した日本版NRCを設立することを提言していきたいと思います。




もう一つは、福島県大波地区の米から国の暫定基準値(1Kg当たり500ベクレル)を超す630ベクレルの放射性セシウムが検出された問題。国と県で安全宣言を出した後に発覚したというのは最悪な結果です。これも、一つ目の問題と同じように、風評被害を過小評価しているからに他なりません。今回は福島の農協が自主検査を行ったことによって流通を食い止めることが出来ましたが、本来は国が放射線量検出器を出来るだけ多く導入し、各自治体と組んでチェック体制を作らなくてはいけないものです(10月15日のブログ をご参照)。今回の事件が起こったことによって「やっぱり国のいう事は信用ならない」「福島や東北の農産物を買うのをやめよう」という気持ちが、他都道府県で更に高まってしまったのは間違いないと思います。そのような気持ちは、そう簡単に拭い去ることが出来ません。そればかりか、他国も益々、日本からの食品を買う事をためらうでしょう。政府の言っていることが信用できなければ、輸入禁止を解除したり、消費者に進めたりできるわけがありません。




私が高い危機意識を持って、国会でも何度も要望してきたことで、このような問題が1日に2回も発覚してしまったのは残念でなりません。今後も、諦めずに、推進していきたいと思います。