スリーマイル島の原発(TMI)へ視察に行ってきました。



松田公太オフィシャルブログ Powered by Ameba



1979年の発生当時は史上最悪だった原発事故。
原因はメカニカルミスと人為的ミスの複合だと言われています。




松田公太オフィシャルブログ Powered by Ameba

「タービン建屋内。器具類が取り外され、ガランとしています」




福島原発事故よりかなり小規模な事故でしたが、メルトダウンした燃料棒の回収や廃液の処理などに掛かった時間は15年。費やしたコストは約1兆円。



2034年には1号機と共に廃炉にする見込みですが、それにも1兆円近い費用がかかるのではないかと言われています。



コントロールルーム(CR)では事故発生当時から働いているベテランの2人に当時の様子を聞いてみました。最初はCR内にある殆どの計器がいっせいにアラームを発し、どの部分に問題が起こったのか特定できなかったそうです。また、問題となった水位計のアラームは裏にあった為、原因の発見に時間がかかってしまったとのこと。現場に立って話を聞くと、その時のパニック状態が目に映るように感じ取れます。





松田公太オフィシャルブログ Powered by Ameba

「CR」





松田公太オフィシャルブログ Powered by Ameba

「右の二人が事故を経験しました」




因みに、上記写真の左に映っている方はNRC(原子力規制委員会)の「在住監査官」。NRCは日本の原子力安全委員会に近い組織ですが、原発近隣に最低二人の監査官を住まわせ、毎日厳しいチェックを行っているとのこと。以前のNRCは電力会社から送られてくる情報を受け取って分析・助言をするスタイルでしたが、「情報のスピード」を最重要視して、今ではアメリカ全ての原発に在住監査官を配置しているそうです。家族と共に引っ越しをしてくるので、安全の為に必死に取り組むと言っていました。



明日は、4時間の意見交換会でどのような話が出たかをレポートします。