野田さんが日本の新しい総理大臣になります。



多くの犠牲者を出した震災。危険な状態が続く原発。厳しさを増す経済。加速度的に悪化する財政。



これだけ多くの問題を抱えた国のトップには、命をかける覚悟がないとなれません。



船でいうと、沈みかかっている大型客船の船長に名のりをあげるようなものです。死ぬ気じゃないと、手をあげる事は出来ないはず。



残念ながら、私は国会議員として野田さんの言動を1年以上見てきていますが、未だにその気概を感じとる事は出来ていません。代表選の演説で話をしていた事の多くは、財務大臣として既に取り組むことが出来た課題ばかりです。しかし、「中身を精査する前に先行して増税を決める事」以外は、その姿が確認できていません。



役職が人を作るとも言います。本来は、国のトップになる人は逆でないといけないと思いますが、せめてこの言葉通りに、多少なりとも変わって頂ければと願うばかりです。