仙台に向かう新幹線の中です。
最近映画づいていますが、先日も0:30からのレイトショートを観に行きました。
ブラッド・ピットとショーン・ペンが主演の「ツリーオブライフ」
Tree of Life という言葉はアメリカで生活をしていたころ、良く耳にしました。聖書にも出て来ますし、学校での授業(科学や哲学など)でも使われます。
聖書のTree of Lifeはエデンの園に植えられた「命の木」のことです。この木の実を食べると永遠の命が与えられます。
この映画の賛否は分かれると思います。特に日本では、プロモーションのイメージに釣られて観に行くと、「金を返せ!」と思ってしまうかもしれません。映画が終わったあと、殆どの人、特に若いカップルが、目を??にして出てきていました。
(私の秘書は家族で見に行って、「バッド・チョイス」と叱られたそうですw)。
個人的にはかなり入り込んでしまいました。弟を19歳で亡くし、その後、事業で成功を収めたショーンペン。美しい奥さん(彼女?)がいて、素敵な家に住み、誰もが羨む様な生活をしていますが、虚しさを払拭出来ません。子供の頃に植えついた二つの「生き方」が心の中で葛藤しています。
家族構成(5人)も、家族の死も(多分、現在は母も亡くなっている感じがします)、父の怖さも、やさしい母のイメージも、育った小さな町も、宇宙の起源や人生の意味を良く考えてしまうところも、オーバーラップするところが多すぎて、かなり感情移入してしまいました。
これから観ようと思っている人に二つ
だけアドバイス。
一つはTVCFのイメージを捨てること。場合によっては映画評などを確認して行く事をお勧めします。
そして、もう一つは、あまり深く考えないこと。この映画のメッセージは意外とシンプルなものだと思います。