先週から始まった復興特別委員会。
参院本会議で「東日本大震災復興基本法案」の採決を持って終了しました。




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私は合計4回質問に立ち、最終日は「反対討論」も行いましたが、質問の時間が短かった事もあり、消化不良に終わってしまいました。
(短い時間で有効打をうてるようにならないと駄目ですね。精進します)



菅総理には二回「被災者に明確にお詫びして下さい」と要望しました。トップが不手際を認めるところから復興を始めたいと思ったからです。
初日はあやふやな言い回しでしたが、昨日の最終日は「お詫び申し上げたい」と言って下さいました。



また、みんなの党が出している「対案」を本委員会に付託させない(つまり、審議させない)民主党のやり方は如何なものかと問い質しました。それは、「国会の運営に関わるところなので・・」と逃げられてしまいました。確かに手続き上、内閣はノータッチという建前ですが、実際は民主党の代表が「みんなの党の案も審議しなさい」と指導してくれれば、すぐ通る話です。因みに自民党と公明党は「審議しても良い」と言ってくれていたので、民主党がOKを出せば、正式に委員会で話し合えたのです。
私は思わず「こんなの民主主義では無い」と言ってしまいました。



そして、「原子力損害賠償支援機構法」についても質問をさせて頂きました。日本のエネルギー政策を考える上で非常に重要な法案だと思っているからです。
どうしても理解できないのが東電を「債務超過にしない」という言葉が入っているところ。国が絶対に潰さないと言っている時点で、既に民間企業ではありません。つまり、今後も9電力会社は維持すると言う意味になりますから、自由化の道は望みが薄くなってしまうのです。
枝野長官に「債務超過にしないという事は、一時国有化すると言う事ですね?」と尋ねたところ「以前から一部国有化すると明示している」と言葉をすり替えてきました。そこで「一部と一時では大きな違い。株式のマジョリティー(過半数)を国で取得する意向はあるのか?」と突っ込んでいたところ、タイムオーバーになってしまいました。



今回を通して、現政権の本質を再度痛感しました。軸が無い中で、場当たり的に法案を考えたり、力を強引に乱用しようとしたりするので、どっちつかずのアヤフヤな法案が出来てしまうのです。



その他、地域主権道州制の話や、復興財源の話をさせて頂きましたが、どれも満足な答えは引き出せませんでした。そもそも、「簡潔明瞭にお答えください」とお願いしても、回りくどい、意味不明な答弁が多く、時間を潰されてしまう事が多いのです。
私は揚げ足取りをしようとしている訳ではなく、清々堂々と議論がしたいだけなのですが・・・。




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私が他政党の「信念の無さ」を批判していることと、本法案に反対していたことで、今回はかなりアウェイの戦いを強いられました。菅総理よりも野次られていたかもしれません(笑)。
しかし、信念を貫き通すために、今後も日和らずに、頑張って行きたいと思います。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました!