今日は、昨日閣議決定された「原子力損害賠償支援機構法案」について枝野官房長官と海江田大臣に質問をしました。



難しそうな名前なので、皆さんもジンマシンが出てしまうかもしれませんが、法案の内容は難しくありません。



今回の事故をきっかけに「新たな箱(機構)をつくり、その箱に全国の電力会社からお金を少しずつ出させ、原発事故があった場合はそこから払いましょう」という電力会社の保険的な組織をつくりましょうということ。



しかし、実態は、東電を救済する為に作るような物。その「東電」は経営者も高い給料をもらい続けていますし、株主や債権者もお咎めなしになりそうです。なのに、わざわざその箱を作って賠償金を捻出し、足りなかったら国民の負担(電気料金、税金)・・・という事になりそうなのです。



委員会で私は次のように表現しました:



『まるでT君が危険な車を運転していて、住宅地に突っ込んで事故を起こし、多数の怪我人が出て、多くの家も破損した。その後に慌てて仲間のC君やK君からお金を出してもらい、協同保険組合を作って、そこから賠償金を一部支払った。T君にお金を貸していたBさんもいるが、何故か突然政府に「諦めてくれ」と言われている。そして、最終的には被害者の方々も、その賠償金を少しずつ負担することになった』



現実社会に置き換えてみれば、そんな感じの法案です。
変じゃないですか!?



明日は、参考人質疑(政府外から専門家などを呼んで、意見を聞く事)。
質問は小熊さんにバトンタッチし、私は経済産業委員会で質問に立ちます。