花粉症の事を英語ではHay Fever(ヘイ・フィーバー)と言います。子供のころ、アメリカで父がHay Feverにかかった時に、あまりにも連続してクシャミをするので、その大変さを知らない母や兄弟と共に笑っていました。



私も今年から花粉症になり、その辛さを日々感じながら生活しています。



この国民病とも言われる花粉症も、実は国の近視眼的な政策によるものだったと知っていますか?



日本には昔、花粉症など存在しなかったのです。しかし、農林水産省が1950年台の建築ブーム時に「拡大造林政策」を開始し、補助金などを出して、成長率が高い杉の木などを山主や植林業者に一気に植樹させました。しかし、海外から安価で質の高い材木がどんどん輸入されるようになり、国産材木は一気に売れなくなり、1996年に(やっと!)その拡大政策を廃止したのです。しかし、時は既に遅そしで、大きく膨れ上がった借金と、杉の木の山々だけが残り、それが大量のスギ花粉をまき散らすようになってしまったのです。



花粉症にかかる医療費や労働効率の低下による経済的損失は年間に3000億円以上とも言われています。



しかし、「花粉症だから自粛しよう、控えよう」という潜在的なマイナス心理も含めると、私はその何倍もの経済損失があるのではないかと思えてしまいます。



当時、拡大造林政策を推し進めた政治家達は、甘い(?)杉の汁を十分に吸って、花粉症の辛さも経験もせずに、この世の春を謳歌していったことでしょう。



やはり、この問題も「人災」ですから、国が責任を持って対処しなくてはいけません。


他のみんなの党「花粉症チーム」(小野次郎さん、中西けんじさんなど)と共にしっかり要望して行きたいと思います。